ムイ

もはやクライミング日記

アフリカの魔女 ケイズ・リポートを読みました

地図をください。地図を……。

 

ストライクウィッチーズの本編小説はシンプルな萌え小説。

スオムスいらん子中隊は、ウィッチと兵器、ウィッチの運用を考えた織り交ぜたバランスの良いコンテンツ。(ああ、ヤマグチノボル氏が亡くなったことが悔やまれる)

 

一方でこのアフリカの魔女は、よりミリタリー色を強めた作品となっていました。

ストライクウィッチーズの小説というより、ストライクウィッチーズの世界における戦記モノです。

地名と兵器、兵士(ウィッチ)と将軍の固有名詞がじゃんじゃか出てきます。そのため、一般的なライトノベルのつもりで読むのは難しいです。頭空っぽのまま楽しめる類の小説ではありません。

ガリア戦記を読んでいた時を思い出しました。

戦記モノなら、必ず付属している地図と布陣の図がないのが非常に辛かったです。それがあればもっと楽しめたのかもしれません。

 

 ストライクウィッチーズの設定および世界観の補完としては、これ以上無い代物でした。

 

★★★☆☆