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日記とメモと愚痴

ジェイムズ・P・ホーガン『造物主(ライフメーカー)の掟』の読書感想

 

造物主(ライフメーカー)の掟 (創元SF文庫 (663-7))
 

 

以下ネタバレあり。

 

科学系の詐欺師が主人公のSF作品ってのは珍しいなー、機会生命が滑稽で面白いな―と思って読み進めていたら、愛を説いた宗教を簡単に出来上がって機械生命の平和と拝金主義者の野望が打ち砕かれた。

『星を継ぐもの』から始まる巨人たちの星シリーズでも思ったけど、後半の展開がご都合主義過ぎませんかね、ホーガン先生。それがいいんだろうけど。

 

読んでいる最中、作者がホーガンであることをすっかり忘れていた。

なので人類による機会生命への接触は最終的にはほろ苦い結末に終わり、人類の苦悩をそのまま鏡に写すような皮肉な状況が残されると予想していたのだ。

それが軽いハッピーエンドへ推し進められて戸惑うはめに。

釈然としない。

続刊があるらしいけれど、読むかどうか迷う。

 

造物主(ライフメーカー)の選択 (創元SF文庫)

造物主(ライフメーカー)の選択 (創元SF文庫)

 

 

巨人たちの星シリーズも巻を進めるごとに陳腐になって、巨人たちの星の最後の時空間ワープには参った。続きである内なる宇宙も手を出していないのだ。

どうやら自分はホーガン作品には向いていないらしい。