吉野熊野国立公園の大台ケ原に登ってきた。
駐車場が1500m付近にあり、アップダウンは150m前後、8km半のルートなので登山というよりハイキング近い。
夏のはじめに滋賀にある鶏冠山(標高491m)に登ったきりで最近登山もしておらず、ボルダリングばかりで足腰を鍛えていなかったのでちょうどよかった。
大台ケ原といえば雨の量で有名だ。年間半分は雨が降っているという。
幸いにも晴れ、風も強くなく絶好のハイキング日和だった。
登山道もといハイキングルートは非常によく整備されている。
国立公園ということで自然が保護されているためかトイレがスタート、ゴール地点にしかないこと除いて、苦労するような場所はない。
大台ケ原といえば、こういった立ち枯れ、倒木の高原写真が有名だろうか。
きれいな風景だけれど、いいことではないとパンフレットや看板に記載されていた。増加した鹿による樹皮への食害、台風による倒木、笹の増加によって新しい木が育たないためこのような風景が出来上がるらしい。
吉野の山は深い。吸い込まれそうだ。
以前和歌山から熊野古道の一端を少し歩いたけれど、その時のことを思いだす。
山々に畏敬を感じる、とでも言えばいいのだろうか。
この秋、景色のいいところをもうひと登りしたい。