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もはやクライミング日記

滋賀栗東にあるボルダリングジム KO-WALL滋賀に行ってきた

初心者のボルダリングジム探訪記 その3

KO-WALL滋賀に行ってきた。


ボルダリングジムKO-WALL滋賀(コーウォール滋賀)/KO-CLIMB-滋賀県栗東市-

 

家からだと行きつけのアドスムムや職場近くのノアよりもはるかに近い。

そしてジムとしての歴史が古い。

最近のボルダリングブームに合わせて雨後の竹の子のように開店したボルダリングジムと異なって昔からあるジムらしい。

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受付。大抵人はおらずジムの中で常連と話していることが多い。

来店者と変わらない服装をしているので、声をかけないとわからない。

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着替え場所と手洗い場、トイレ。

質素ながらも十分な設備なので困ることはない。

ホームページには「エアコンは必要最低限~」といった厳しいことが書いてあるので寒いように見えるけれど、実際はそんなことはなく冬場でも少し涼しいくらい。

夏場もエアコンが入るので快適。

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初心者向けの垂壁(スラブウォール)。

土曜日の午前中は子供向け教室が開かれているので使えない。

課題自体の難しさは(自分の知っている)他のジムの初心者課題と同じくらいだろうか。

30手ほどのトラバースがあったりして、体力トレーニングや終わる前のトレーニングに使える感じ。

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メインウォール。

唖然とするほど傾斜がきつい、ルーフ部分が多い。

ウォールは多いのだけれどルーフ部分が多く、筋力がなくなる(ヨレる)とあっという間に登る場所が少なくなる。

他のジムではそれほどルーフ課題がないため、初めて半年でもここの初心者用ルーフ課題がクリア出来ていない。本当にキツイですけど……足の入れ方、腹筋の使い方、体を振って動かすことを身につけていないとダメっぽい。

本当に初心者向けなのか……これは……

 

ルーフ課題以外でも初心者向け課題がなかなか難しい。

傾斜がきつく、容赦なく腕を責め立ててくる。正確にはちゃんと足を運んで重心を動かさないと腕がすぐ駄目になる。

ちゃんと体の使い方を覚えるように考えて作られてあり、初心者の上達には最適な課題が揃っている一方で、つまりそれほど優しくない。

初心者向け・簡単めの課題では基本的にガバホールドしかない様子だった。まず足と体の動きを理解してから難しいホールドの持ち方、変わったムーブはその後でな!という感じ。

教導的、と言っていいかもしれない。

 

歴史のあるジムということもあって常連も凄腕ぞろい。子供の育成に力も入れているということもあり大人顔負けの技量の小中学生が登っていたりする。

ムーブがわからず困っているとさり気なくその課題をクリアしてみせたりする。

ありがたい。まあ、その頃には腕も死んでいてムーブがわかってもクリアできないんですけどね。

 

上達を考えるなら、このジムはすごくいいジムだと思う。

一方で初回はともかく3、4回目あたりで行くのはあんまりお勧めできないかもしれない。

他のジムなら最初の頃は1日4つほど課題をクリアできるところが1つしかクリアできない、ということが起きそう。

遊びが少なく、登れる課題も簡単には増えないのでボルダリング楽しい!という感覚がつかみにくいかもしれない。

 

常連の人が言っていたけれど、ここは道場的なところだそうだ。

常連までそう思うのならばそうなのだろう。

 

初めての人にはあんまりおすすめできないけれど、成長が止まったと感じる人にはおすすめできる場所だ。

初心者課題や簡単な課題をやるだけで、自分に足りないものが何か気づかさせられる。

 

定期的に、1,2週間に1回は行こうかと思う。

2015-05追記

「滋賀 ボルダリング」で検索すると案外上位にヒットすることが多くなっているのでちょっと記事を更新。

家から近いこともあり、そして月定期会員が安いこともあり(計算上では継続で月会員になると月4回来るとちょうど元手がとれるようになっている)、今ではここの常連になっている。

上記では週1~2に1回……なんてことを書いていたけれど今や週2ペースだ。

初心者課題はすべてクリアできるようになったし、現在はそこから3つ上のグレードにとりかかっている。ここからがなかなか厳しい……

 

近所(自分だけだ)、コストパフォーマンス以外にもこのジムにはまだまだ良い所があるので紹介しておきたい。

体幹が鍛えられる

手数の多い強傾斜やルーフの課題、しかもワンアクションごとに足の置き場を入れ替えさせるようなムーブばかり。

メインウォールにある初心者課題のほとんどはこんな課題だ。

これをやっていると指の保持力はもちろんのこと、意識して鍛えるのが難しい体幹が課題に取り組んでいるだけで鍛えられる。

ルーフを集中的にやっていた翌日、腹筋と太ももが筋肉痛になったなんてこともあった。

こんなに体幹をイジメてくれる課題が揃っているジムはそうそうないと思う。

広い

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この写真はAndroidのカメラアプリにある機能、PhotoSphereで撮影した。パノラマ撮影を更に拡張したようなもので全天周撮影が可能になっている。

それはともかく見ての通り、広い。

同時に登れる人数は10人近く。サブウォールを含めると最大14人ぐらいまで同時に昇ることが可能だろうか。

ここまで広く、多人数が同時に楽しめるジムは今のところ他にお目にかかったことがない。

コンペ課題が楽しめる

日本山岳連盟に主催する国体予選、その滋賀予選がKO-WALL滋賀では行われる。

そのため、国体予選課題が作られ、そしてその一部の課題は通常の課題として残されていく。

なお、予選課題はジムのオーナーさんが作成されていることが多いようだった。

そのためか、このジムにある課題そのものの作りがその水準で作られているように感じる。

初心者に邪魔されない

この点というかこの表現はあまり良いことではないかもしれないけれど……

壁と課題の構成の都合上、初めてボルダリングを体験する人達とほぼ分離されるため邪魔されることが少ない。

他のジムの場合、ボルダリング初体験の人達の集団に1つの壁を専有されてしまうことがある。

このジムの場合、それが起こりにくい。

初体験の人達は垂壁とゆるい傾斜のサブウォールを経て、ようやくメインウォールに入ってくる。

けれど、メインウォールの課題は難しく、長くそこにとどまることが難しい。

その結果、ある程度基礎の整った人がペースを乱されずに課題に取り組むことができる。

 

初心者にはいいことがないじゃないか!となるかもしれないけれど、そんなことはない。

初心者課題はみんなアップ(ウォーミングアップ)で必ず触っていくので、「この課題やり方がまるでわからない」と思った初心者課題を上級者が何人も登り方を見せてくれるはず。

 

そんなこんなで、お気に入りのジムだ。