梅雨真っ只中。
降水確率が低いことに賭けて大鳥居の岩場に行ってきた。
橋脚の根本に駐車したけれど、これはやってはいけない行為らしい。反省。
麓から撮った岩場の全景。
日当たりの良い東面なので前日の雨はある程度は乾いているかなと思いアプローチ開始。
山道はそれほどキツくはない。10~15分ほどで到着。気温と湿度のせいか汗が止まらず吹き出してくる。
岩場に入ってすぐにある匠の技 5.12b。
染み出しがすごい。ただ、染みあったのはここくらいで他は概ね乾いていた。
まあ実際は少し湿気ってはいたけれど登れないわけじゃない。
まずはアップを兼ねてトップロープを張って、一番簡単なTRカンテ 5.7に挑戦。
尖ったカンテなのに手が滑る滑る。怖くてクロスがなかなか出せない。足も滑る。
まあなんとかオンサイトして隣のパワーorセンス 5.10に挑戦。
ムーブ解析に時間がかかったり、スローパーを掴んだ手がすっぽ抜けたり足がすっぽ抜けたり。予期せぬフォールが1回。余裕がなくてクイックドローとロープが掛けられない。
一度下りてシューズをネクソからソリューションに変更。結局トップロープ状態で再トライ。
それでもテンションを掛けまくってもらったけれど、何とか完登。ムーブとバランスさえわかれば行ける。宿題。
続いて看板課題の一つである信楽街道 5.10cに挑戦。
何だこのスラブは……たまげたなあ。
ボルトの頻繁さからスラブでのフォールが警戒されているのがわかる。
スラブが終わったところが終了点ではなく、さらに壁面に出て直上しなければいけない。そこのほうが怖くて難しいとか。
自分はスラブの終了あたりの処理が一番難しかった。何度もテンションを掛けてもらい、試行錯誤しながらリードで何とか完登。
新名神高速道路の橋の全景が綺麗。
終了点にはラッペルリングがあったのでドロー回収を兼ねて結び変えで降りてきた。
実は自分一人で結び変えを行うの初めて。迷うことなくスムーズにできたと思う。
昼飯中に雨雲の状況を確認。
元々行こうかと思っていた北小松あたりの獅子岩は大雨になっていた。
ラッキーと思いつつもその雨雲はあと1時間後にはこちらに来るらしい。
あと2本くらいなら……と思いながら、四度目の青春 5.10a/bに取り掛かる。
残念なことに自分がビレイしている最中、クライマーが終了点にたどり着いたところで大粒の雨がポツリと。一気に土砂降りに変わった。
何とかドローを回収して、ロープをしまって、ギアやハーネスを付けたまま慌てて下山。
麓に着いた頃には完全に濡れネズミになっていた。
まだまだ登りたりなかったので、一度家に帰ってシャワー浴びたりギアを乾かす準備をした後、ジム(ko-wall滋賀)に行って閉店まで登って帰った。
散々な目にあったし登りの結果もよくなかった。翌日体調も崩した。
でも次行くのが待ち遠しい。