やや風の強い、通り雨のあった日。
豊田の岩場で外岩ボルダリングをしてきた。
この岩場は初めて。
今回は初心者どころかクライミングすら初めてという人が多い中で、完全にエンクラ気分。(いつも通り)
岩場に詳しい人に案内してもらい、アクセスの容易な太田エリア、簡単な課題の多いハーフドーム付近で登ることに。
岩場に到着した段階でハーフドームにはトライ中の人がいたのでまずは100岩でいうBの岩、おさらい岩を登る。
とりあえずアップがてらに豊田グレードaの課題をすべて登って、bの課題に挑戦していく。
ヒヤット b
カンテを使うと簡単すぎるので、たぶん違うだろうとクラックより左側を限定。
ホールドとムーブ探しに数回落ちたけれど、完登。5級くらいかな?
続いて、Aの岩にあるケンケン bに挑戦。
トポには好課題と書いてあるけど果たして。
初手を出すムーブがよくわからない。何度もトライした。
最終的にバランスの取り方がわかり、デッド気味に右手をカンテに出して止める方法で登りきった。
左手を出すほうが綺麗な登り方なるのかな?
最初は理不尽感が満載だったけれど、コツが掴めてくると面白い。
4級くらいだと思った。
昼食を挟んでようやく空いたハーフドームの岩へ。
隣にあるEの岩の苔太郎 aを登って再度アップ。
ハーフドームの岩にある課題に1つ1つ挑戦していく。
北陵 a
ガバ・ガバ・スローパー・マントル、バランスを取らないと少し悪い足場。
岩場入門には最適な名課題だと思った。
オンサイト。5級くらいかな?
ハーフドーム b
岩の代名詞となっている課題。
一手目で迷った。わかったあともヒールを使わないとキツイ!
その後も飛び出しもマントルもそこそこ辛い。
完登。4級くらいかな?
パーマン c
スローパー気味のリップをトラバースしていく課題。
スローパーのフリクションがいいので、どこにどの順で手を置けばいいのかわかると簡単。
それほど疲れず完登。4級くらいかな?
北陵 aの右側にある、ハーフドームのような課題を挑戦している人がいたので、ちょっと混ぜてもらって登った。
スタート左手のカチがちょっと辛い。
勢い良く飛び出して右手でリップを止めて、マントルへ。
マントル中にヒールが抜けて、一度派手に落ちた。たぶんこの岩でマントルをする中では一番難しい場所なんじゃないの?それだけに決まると気持ちいい。
完登。4級くらいかな?
北壁 b
スローパー気味のリップを取るための伸び上がり、それを止めるのが難しかった。
ダメ元で飛び出したら不思議と止まって変な声が出た。
完登。4級くらいかな?
北の蛙 b
スタート体勢がよくわからずに悩んだけれど、左足置き場が見つかって一気に簡単に。
課題名にある蛙の意味がわかった。
完登。5級くらいかな?
パーマンⅡ f
触るものがなくなったので絶望感を味わうために触ってみる。
一手目、クロス出しの左手が全く止まらない。
聞いたところによるとこのホールドは昔より悪くなっているとか何とか。
敗退。
ハーフドームでやることがなくなったので、近くにあるYの岩へ移動。
ひぐらしⅢ ab
前半簡単、後半部が少し怖かった。
オンサイト。6級くらいかな?
ひぐらしⅡ c
スタートに苦労したけれど、何とか解決。
その次の親指で体を押しあげるムーブができない……普段やってない、苦手な動作だ。
敗退。
ひぐらしⅠ c
二手目の左手の結晶取りがキツイ!右手のカチが痛い!
何度かこなしているとそれほど辛くない、絶妙な動作が見つかった。
ただそれをマスターする前に指皮、カチ力の限界、時間的な限界が来て終了。
敗退。
簡単めな課題ばかり触ったけれど、すごく楽しめた。
これだけ遊んでも1つのエリアのごく一部で、しかもこんなエリアがまだまだあるという。
豊田の岩場、恐るべし。
近くに住んでいる人が羨ましい。
もう一度と言わず、来れるなら何度でも来たい岩場だった。
岩場を案内してくださったNさん、ありがとうございました。