風もなく爽快な青空の広がる大鳥居の岩場。
冬とは思えないほど温かい日差しの中でルートクライミングを楽しんできた。
体調不良で寝込んでいた後、さらに参加者が二人だけということもあって、無理せず気をつけて登ることを心がけることに。
今日来ていたのは自分たちを含めて3組、計7名。そのうち1組がホームとしているクライミングジムの店長さんの講習組でびっくり。
最近はマスタースタイルで登ってばかりなので、今回は後攻、回収につとめることにした。
岩場の真ん中が陣取られたので、まずは右端の杉木よ永遠に 5.10aの再登から。
空の青が目に染みる。
いきなりのレイバックにビビりながらも、完登。
続いて、ジャングル・ジム 5.10bに挑戦。
(写真は夏頃のもの)
前回登ったときは3テンションくらいして、ホールドとムーブを解決した。
今回こそはと挑むものの、3ピン目からトップアウトの動きがうまくできない。左手がヨレていてどうにも耐えられない。
結局、前回同様3テンションで登りきった。
うーん、宿題が終わらないぞ。
昼が来たけれどまだお腹が減っていなかったので、パワーorセンス 5.10に挑戦。
これも大きな宿題の一つ。
前回は登りきれず、前々回はテンションに頼って登りきった。
トポには5.10としか書いていないけれど、5.10cか5.10dくらいあるんじゃなかろうか……。
今回はヒールがよく決まり、各停ながらもなんとか登りきれた。
昼食を挟んだ後、取り付いたことのない右端のルート、コブラツイスト 5.10bに挑戦。
微妙にお腹の調子が悪く、先行が3ピン目付近で敗退したこともあって、そこからトップロープ状態で挑戦することにした。
前半の左凹角での処理が怖い。右腰が岩壁についた感じで支えている。なんじゃこりゃ。
3ピン目を目指すムーブが分からず、右側から攻めてしまったり。
アドバイスをもらいながら、何とか登りきった。
スローパー気味のカンテやスラブの薄いクラックに指を立てるようにして保持しまくったせいか、終了点についた頃には両指が攣って曲がらなくなってしまった。
こんなことは初めて。
指先をストレッチして、何とか動くようにしてから降りた。
最後に中央にある四度目の青春 5.10a/bの再登に挑む。
3ピン目と4ピン目の間の核心部をこの体調でいけるかなとテンションを覚悟しながら登ったところ、核心部で迷うことなくスルッと登りきれた。
自分でも、ウニョウニョと綺麗(?)にスピードに乗って登れたと思う。
完登。
撤収前に最後に結び替えについて手順を確認していたところ、ジムの店長に最近の手順、事故事例から鑑みられた推薦される手法などを教えてもらった。
ありがとうございました。
あっという間に日が落ちる中、下山開始。
日の入りちょうどくらいに車に戻った。