この冬最大の寒気到来中。
霧氷で有名な綿向山に雪山登山……というか、スノーハイクを楽しんできた。
いきなり寝坊。
家の窓から外を見ると、想定以上の降雪。
こうなると完登……じゃない、登頂は難しい。
麓でウロチョロしてアイゼン歩き、さらには買ったばかりで使ったことのないワカン歩きの練習するのも良いかなと心に決めて、1時間遅れで出発した。
東近江に入った当たりから路面にも雪が増え、ノロノロ運転で進む。
天気予報や雨雲レーダーの内容とは異なり、山の麓からは雪が絶えなかった。
途中タイヤが空転したり(低速ギアに入れ忘れてた)、駐車場手前で雪の多さに戸惑ったり。
ただ、そんな中でも登山者は多かった。駐車場はほとんど埋まっていた。
心を決めるのに時間がかかり、結局10時から出発。
12時に下山開始とタイムリミットを設定して登山開始。
雪が多いので最初からアイゼンを付けて登り始めた。
これは正解だったと思う。
雪は20~40センチほど積もっていただろうか。
高度を上げるに連れて積雪量は増えた。
トレースがしっかりついているので、歩く上では雪に困ることはなかった。
むしろ緩衝材になって足に優しい。
今回は手袋にテムレス(not防寒)+古いスキー用インナー手袋(アウターは壊れた)を使った。
評判がいいだけあって、すこぶる快適。
ただ、昼休憩後に手袋をしたところ、しばらくの間手先がかじかんで参った。
休憩中に懐に入れて温めておいたほうが良かったのかな?
つづら折れの道を行く。
大してスピードを出していないのに自分のあとに誰も登ってこず、「もしやこの時間に突っ込んだのは自分だけか……?」と不安になった。
眺望は悪い。木立の間から粉雪が舞い降りる。
乾雪なので体に積もることもなく、気温はそれほど低くもなく、風もそれほど強くなく……。
むしろ快適と言っていい環境だった。
去年の冬に極寒の岩場に毎週行っていたおかげで、寒さに強くなったのかもしれない。
というか、暑い。
起毛肌着+ソフトシェル+ハードシェル(ベンチレーション全開)のレイヤリング。
うーん……まだ冬山でのレイヤリングがわかってないなあ。
五合目に到着。この時点でちょうど12時。タイムアップ。
ちょうど良かった。
小屋の中も外も人が絶えることがなかった。
概ね常に満員だったと思う。場所が確保できてよかった。
服を脱ぐと恐ろしいくらい湯気が出た。
お昼はカップラーメン。
ラーメンができたタイミングで割り箸を持ってくるのを忘れたことに気づいて、隣人にもらった。
ありがとうございました。
食後にカフェオレを飲んでチョコを食べて、下山開始。
あっという間に林道の終点までたどり着いた。
時間と体力が余った。そのうえ雪が豊富。
せっかくなので、持ってきたものの使い所のなかったワカンを着けて歩く練習をすることにした。
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うまく着けられていたのか、途中でぐらつく、ずれるなんてこともなかった。
トレースを無視して新雪を行く。
楽しい!楽しいぞこれは!
ウキウキ気分で足跡をつけていたところ、気づいたら登山口。
名残惜しさを感じつつ、各種装備を外して帰宅した。
今シーズン中にもう一回来たい。
そして今度こそは頂上にたどり着いて、霧氷を拝みたい。