ムイ

もはやクライミング日記

2018/12/01 復調と収穫@フクベボルダー

晴れ時々曇り。微風。12月に入ったにも関わらずさほど寒くない日。

瓢ヶ岳にて外岩ボルダリングを楽しんできた。

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前日の天気がそれほど良くなさそうで、当日も降水確率が低いものの雨雲がよぎるような気配もあり、 ちょっと心配しながら出発。

現地に7時に到着。同じ時間頃に入山した人達は2組のみ。一日を通して空いていた。

(フクベボルダーの入山を記入するためのペンはインクが出なくなっていた……筆記用具の持参推奨。)

 

今回来たのは下流エリア。自分にとっては初めてのエリアだ。

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特に狙いなど考えず、参加者がトライする初段課題の隣にある低~中グレードの課題を登るかな~などとのほほんと考えながらアプローチを進んだ。

 

トリケラトプス 初段のある岩に到着。

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うーん、岩の規模がでかい。地元のローカルな岩場ではなかなか味わえないスケール。

まあ無理せずゆっくりのんびりやるか~と考えて辺りを散策。渡渉ポイントを確認して、トメクルーズ 初段のある岩を眺めに行ったりした。

 

まずは左側面にある、触った形跡のほとんどないやっつけ仕事 5級に挑戦。

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スタート足の置き場所に迷ったものの、一手目が出てからはガバだらけなので問題なく完登。

続いて、クッピー 3級に挑戦。参加者の目当てであるトリケラトプス 初段の後半パート。

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チョーク跡が多く、そこそこ保持できる部位が多いものの、決定的なムーブがわからず迷う。

他の人のムーブを参考にしたところ、無事完登できた。

指の負荷がそれほど高くなく、ガバが多くて助かった。

 

時間が余ったので、ダメ元でトリケラトプス 初段に参戦する。

うーん……スタート体勢を取るのがちょっと辛いな……ヒールも引っ掛けにくいし……あれ?……うまく引っかかった。飛び出すの大変そうだな……あれ?……案外ヒールが残って出れるぞ。

治ったばかりの指がまだ不安なので長めのレストを挟みつつ、足がマットに当たるのでその部分だけマットを薄めに配置。

完登できた。

まさか初段が登れるとは思ってなかった。望外の収穫。結構復調してきたのかな?

 

次、トメクルーズ 初段のある岩へ移動。

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初段を登れたからといって調子づいて変に怪我するのも不味い。さっきの流れ通りに、まずは低グレードから。

加油(チャーヨウ) 3級に挑戦。二撃で完登できた。

 

そしてトメクルーズ 初段に参戦。

一手目の左手出しが遠い。一瞬保持できても体を寄せるほどの保持、体勢が維持できない。

とりあえずはそこを攻略することを目標に、レスト長めでトライを重ねる。

昼飯、散歩を挟み。途中一時的に参加された方に右手を直接上に出す方法を教わり、試してみるとこちらのほうが良さそうだった。

参加者の指皮とパワーを奪ったところで時間切れ。かすかな可能性を感じたので、また挑戦したい。

 

続いて、THE SUN 初段

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かっこいい傾斜のボルダー。名前的に逆光核心なのかなと思ったらそういうわけでもなかった。とにかく飛び出すのが怖そう。

飛び出し時に右の岩にぶつかる恐れがあるので、120cmスリング2本とカラビナでサブマットを吊るした。

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持ってきておいてよかった。

 

簡単な課題もないので初段挑戦に最初から混ざる。

一手目取りに苦戦。これ苦手なムーブだ……。

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(失敗例。改めて見ると、キョンが深すぎ、体が右に残りすぎ。)

何度か繰り返しているうちに体の振り方がわかって一手目が取れるようになった。

右手を進めるのが難しいらしいので、右ヒールを掛けるムーブを考えるも、落下。

結局飛び出すところまでたどり着けなかった。恐怖核心以前の問題。これは先が長そうだ。

 

最後。THE SUN 初段の裏すぐにあるパッツン 初段に挑戦。

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前半部は簡単だけど、後半部の核心、遠いカチを取ったところで課題の名前の通りパッツンパッツンになって動けなくなる。

他のムーブはないものかと試行錯誤する。う~ん、あるような……結局元のムーブが良いような……。

悩んではトライを重ねているうちに日が沈み始め、終了。

 

コンディションもよく、怪我もさほどなく。それどころか予想以上の成果があったり。

前回来たときの悪天候や登れなさ、不甲斐なさを払拭するような最高に楽しい一日になった。

冬本番の厳しい寒さが来るまで、こんな調子で登り続けたい。