二足目のクライミングシューズ、スポルティバのソリューションの女性モデルを履き始めておおよそ1ヶ月経った。
その経過と感想などについて書いておく。
(追記)
1年使ってみた感想。
靴の変化(伸びやすさ)
ソリューションは結構かっちりとした構造なのであまり伸びないと言われることがある、らしい。(様々な意見があって正直なところよくわからない)
実際のところはというと。
部分的に伸びた。写真の赤丸の部分が伸びた部分。
購入時から左足の小指まわりが一番痛い部分だったのだけれど、見事に伸びてフィットするようになった。
履いていた時間については、大体週3回ペースで1回3~4時間、登るタイミングのみ履いて1ヶ月。
痛みの感覚は人それぞれなので表現に困るけど、「登るタイミングだけ履いていても、3~4時間もすれば履くのが嫌になってくる」ぐらいの痛みを1ヶ月間味わっていたところ、写真のようになった。
写真ではシューズの中にビニールを突っ込んでいるけれど、ここ数日ではビニールもいらなくなりつつある。
小指部分はゴムが薄く布の面積が多いため、伸びやすいのかもしれない。一方で親指側はトゥフックのためにゴムが分厚目、かっちりとしているため、伸びにくそうではある。
あくまで参考までに。
使い続けた感想
想像していた以上にスメアが効く
シューズのつま先はまるで猛禽類のくちばしのように曲がって尖っている。
このためつま先の接地面積が狭く、スメアが効きにくいかなと思っていたけれどそんなことはなかった。
接地面積の多いフラットなシューズ(と言うか自分が持っているレッドチリ・コロナVCR)よりもかなりスメアが効く。
体感的に1.7倍くらいよく効くと思う。
ソールのゴムの質がいいのか、それとも形状の効果なのかわからないけれど、これは嬉しい事だった。
一時的に足の運びが雑になる
あまりにも引っかかるので今まで丁寧に運んでいた足が雑になり、力技のムーブになってしまうことがあった。
人間慣れてしまうと楽をしてしまう。
なので意識的に気をつけて、足を静かにゆっくり運ぶトレーニングなどで前の感覚に戻したいところ。
小さなホールドでのつま先の乗せ替えが難しい
つま先が尖っていることから小さなホールドへの乗り込みや引掛けが楽な反面、引っ掛かりが良すぎて足の乗せ替えが難しいように感じる。
フラットなシューズを履いていた時は「ちょっとずらして入れ替える」という感覚でやっていたところがズラそうにもズレない。
結構意識的に、大きめに足先を剥がしてやらないと入れ替えが難しい。
ココらへんはまだ慣れている最中だ。
まだまだ使いこなせていない感が強い。
早くこのシューズに相応しい技量を付けたいものである。