外岩経験は4回くらい。
1回登っただけでその魅力がわかったので2回目に挑む前にマットを購入した。
購入したのはメトリウスのセッションクラッシュパッド。
この記事は、このマットの使い心地について書いている。
クライミングマットで一番重要なことはもちろん落下した時の衝撃緩和力だけれど、それは個人での測定は難しい。
少なくとも使っていて底打ち(クッションの弾力を突破して底面まで体がついてしまうこと、らしい)したことはない。
ここではその他の細々な使い勝手について書いていこうと思う。
不満なところ
人は後から目にしたもの、聞いたものの印象に引きづられると聞くので、まずは不満のあるところから書いていく。
フラップがデカすぎる、重厚すぎる
買うマットを選んでいる際に「フラップ(折りたたんだマットの底面、側面を抑える布)があると荷物が挟めるし落ちないから便利だな、フラップ付きのを買おう。」と思って選んだけれど。
このマットのフラップはデカすぎて逆に不便だった。
折りたたんだマットの側面2つをほぼまるごと覆う程の大きさのフラップ。
大きな面積のベルクロでいくつも保持されており、マットを手軽に開けない。
←気持ちこんな感じ
フラップの外縁がゴム素材になっていて締め付けが強く、これも剥がしづらさ、開きづらさの原因の1つとなっている。
まあゴムなので何度も使っていれば伸びるのかもしれない。
マットの外側までめくりきるのが面倒なのでついつい上の写真みたいな状態で使ってしまう。
足が引っかかってコケる原因になりかねない。危険だ。
フラップのゴムの締め付けが強いので、乱雑に荷物を詰めるのが難しい。
押しこむ感じで詰めることになる。
マットを選んでいる際にあるボルダリングジムのスタッフから「フラップはいらないですよ。ブルーシートで荷物を挟んで、それをマットに挟めば落ちません。」と言われた。
このアドバイスに素直に従っておけば良かったのかもしれない。やや反省。
不満なところ、以上!それ以外なし!
満足しているところ
カラー
このマットにはカラーモデルがブラック/グレーとオレンジ/グレーの2種類用意されているけれど、断然オレンジをお勧めする。
マット上面の視認性がとにかく良い。
自然界にはあまりないどぎついオレンジ色なので目を引くし落ちる時に目測をつけやすくて安全だ。
意外と使える足拭き部分
マット中央にある灰色の部分は毛羽立っており、クライミングシューズの足拭きに使えますというアピールポイントは知っていた。
でもそんなもの使わないだろと思っていた。
ところが案外使う、使える。
クライミングシューズではできるだけ岩を踏むようにしているけれど、土を踏まざるを得ない時がある。そんな時非常に役立った。
もちろん泥を落とそうと思ったらボロ布でも手元に置いておけば済む。
それよりも「ここでこすれば落せる」という場所が用意されている気軽さ、楽さがいいのだ。
閉じるのを防ぐ仕組み
下が岩で尖っているような不安定な場所に置いても勝手に閉じないように傾斜をつけた接合面になっている。
その上、ベルクロで閉じないように保持する機能もある。
他のマットに比べても勝手に閉じるような場面が少なかった。
価格が安い
おおよそ2万5000円。
ネット通販で購入できるクライミングマットの中で、2番目に安い。在庫もそこそこ豊富だ。
ちなみに1番安いのはマウンテンダックスのマットだと思われる。
約100cm x 100cmのサイズ帯でこれより安いものは見たことがない。
マウンテンダックス(mountain dax) ゴレイロダブル2(オリーブ×グレー) オリーブ×グレー 01 CG43213
- 出版社/メーカー: マウンテンダックス(mountain dax)
- メディア: スポーツ用品
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他のマットに比べて安すぎるので不安に感じるけれど、ジムのスタッフ曰くこのマットもいいものらしい。
その他写真や感想
背負い紐は広く、分厚い。担いでいて負担を覚えたことはない。
折りたたんだ時の側面には1つ取っ手があり、これも大きくて持ちやすい。
同じものが上の側面にもあればもっと良かった。
まとめ
現状はフラップ部分を除けば不満なところは全く無い。
あとは使い続けてどう感じるか……またいずれ記事にでもしようと思う。