クライミングを始めて3年目に突入した2017年。
ボルダリングからクライミングへと、やっていることが大きく変わってきたのを振り返ってみた。
外岩ルートクライミングにドハマリした
2016年末に始めたロープを使ったクライミング。
これに自分でもびっくりするくらいドハマリした。
室内で練習できるところが近場にないので、ひたすら外でリードクライミングをしていたところ、外岩でないとあまり楽しみを感じなくなっていた。
下から見てもルートの詳細はわからない。とにかく登らないとどこに乗れるか、どこを保持できるか、どんなムーブができるのか全くわからないのが面白い。
道中で悩みながら、自分で正解を探すのが面白い。
登りきることで、比喩ではなく景色が変わるのが面白い。
体調やコンディションによって正解がガラリと変わるのも面白い。
同じルートでも新しい発見が次々生まれてくるのも面白い。
面白い事だらけ。熱中するのもやむなし。
ただ、その熱中ぶりの割に全然うまくならない。
せいぜい5.10台後半が限界。
室内でもっと体の使い方、クリップ、練習したほうが良いのかもしれない。
ロープワーク、岩場での安全確保など、まだまだ勉強することが多い。
外岩クライミングがメインになってきた
今までは室内でのボルダリングがメイン。
外岩ルートクライミング、外岩ボルダリングは誘われたら、気が向いたら、天気が良さそうだったら、という感じで行っていたけれど。
どんどん外岩志向になってきた。
今や晴れている休日は外岩に行かずしてどうするみたいな考え方に至っている。
近所に人の少ないローカルな岩場が多く、行きやすいというのもその思考を後押しした。
自分的にはグレード更新やオンサイト狙いよりも、面白い課題やトライする度に少しずつ進捗できるような課題が好きだ。
特にこれと決めて挑むより、色々なものを数登るのが楽しい。
圧倒的に経験が足りていないおかげで、何を登っても成長できる感じがするのも楽しい。
外岩ルートクライミングでは1年かけてもあまり実力が伸びなかったけれど、外岩ボルダリングではそこそこ進捗があった。
ローカルな岩場の初段を幾つか落とせたり、1級なら粘れば何とか1日で落とせるようになったり。
少しずつ岩慣れすることで、ジムでのムーブができるようになったのだと思う。
室内ボルダリングでの進捗はあまりなかった
平日2日登って休日1日たっぷり登るというリズムから、平日2日登って休日は外岩を登るというリズムに変わった。
クライミングジムで登る頻度が下り、その結果、室内ボルダリングでの進捗速度が下がった。
加えて、ホームジム以外のクライミングジムに行くことがほとんどなくなった。
時間や金銭的な損得、手間を考えてホームジムに入り浸り、同じ課題ばかり触ることが多かった。
そのため新規の課題に触れる機会が減り、室内ボルダリングで得られる気付きも減り。
結果、クライミングスキルの伸びに歯止めがかかってしまった気がする。
自分が今挑戦しているのは3級~2級くらいの課題。
長い足踏みが続いている。
細かな故障が多発して全力を出せないことが多かった
上記したとおり、自分が挑んでいる課題は3級~2級くらい。
運動に慣れている、センスのある人はともかく、何も考えずに登っているだけですべてが解決される時期が終わりつつある。
知らぬうちに徐々に強度が上がり、そのせいか指が軽い腱鞘炎になったり、肘、手首、膝、腰などがちょっと痛くなったりすることがよく起きた。
この軽い・ちょっとというのがクセモノ。
登れないわけではないけれど、本格的に悪化するのが怖くて全力は出せない。
そのせいで爽快感のある登りができず、微妙にちぐはぐした動きになってしまう。
全力が出せないのでギリギリのトライも諦めたり、登り込みもできなかったり。
ジムでの進捗があまりなかったのは、この軽度の故障群の影響も大きかった。
そろそろ故障、負荷の高い課題群に対してどのように取り組むか真剣に考え、対策を実行しないといけないらしい。
……ただ、未だに何をどうすればいいのかよくわからず、結局微妙な故障を抱えたままダラダラと登り続けてしまっている。
なんとかしたい。
……なにを、どう、なんとかすればいいのかしらん……?
まとめ
室内ボルダリングから外岩クライミングへ、視野、活動幅を広げることができたのがよかった。
ようやくクライミングの世界に一歩足を踏み入れることができたような気がする。
同時に今まで自分がどれほど何も考えずに登っていたのかと気付かされることの多い年でもあった。
登りについて言語化が全然できてない。つまり何もわかってない。
俺、マジで何も考えていない。
そして何より、大怪我がなくて本当に良かった。
外岩に出始めた頃よりも、慣れ始めた頃が一番危ない。
何とかそこを乗り切れたような……いや、まだまだ。
まだまだ意識の緩みがちな危ない時期が続く。
気を緩めず、頭を巡らせる。
来年はまずそこから。