ムイ

もはやクライミング日記

2018/02/03 最高のコンディションの京都笠置

風もさほどなく、それほど寒くなく。

最高のコンディションの京都笠置で2018年の初岩登りを楽しんできた。

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1ヶ月のレスト期間を経て、故障していた右手中指が回復した状態。

元々は日曜日に単独で優しいグレードの多いローカルな岩場に行く予定だったのだけれど、その前日に京都笠置に行く人がいたので便乗させてもらった。

ブランク期間が長かったので、完全なエンクラスタイル。

4~5級をいっぱい登れたらいいなという気持ちで参加した。

 

地元で集合した時はあちこち靄(もや)が見える状態。

これは岩場も厳しいかなと覚悟して現地についたところ、地面は湿っていたものの、岩はパリパリに乾いていた。

こんなにコンディションの良い京都笠置は初めてだ。

(……といっても今まで3回しか来たことないけど。)

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まずはアップがてらに時の流れに背を向けて 5級に挑戦。

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ブランクの影響で苦戦するのかなーと思っていたら、あっさりと一撃。

感覚は衰えていないことにホッとした。

 

次挑む課題を物色していたら,ホームジムの知り合いが何人もやってきて驚いた。

あと、「ムイさんですか?」と尋ねてこられた見知らぬ人がいてビックリした。

そうです、私がムイのブログを書いてる者です。

……読んでくださっている人が居るんだなあと感動する反面、下手なクライミング、恥ずかしいクライミングはできないなあと羞恥心を覚えた。(読んでいる方、ありがとうございます)

 

続いて、ジャンプ・オブ・ジョイ 3級に挑戦したかったところだけど……。

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先に挑戦した人が後半のスラブで怖いムーブを要求されていたのを見て、挑戦を断念した。

イケイケムードの時にまたリベンジしたい。

 

上流エリアで空いている場所を探し回った後、最も上流にある巴岩に行くことにした。

遠い。遠いぜ。岩の上を歩いていくだけで体が温まる。

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誰もいない。

まずは9号 4級のラインを挑戦してみたかったけれど、よくわからないうえに落ちた時が怖そう。断念。

 

コーリングユー 2級に挑戦。

左のカンテが全然届かない。勇気を出して右足を剥がして飛び出す気持ちで出れば届くのはわかっているのだけれど……出れない!

7回ほど挑戦して、敗退。

 

続いてバグダットカフェ 1級に挑戦。

100岩の本には★★の魅力ある課題と記載してあるので、気合を入れて挑む。

……あれ……4~5級をいっぱい登るという当初の目的はどこへ……まあ指が痛む気配もないしいいか……。

この課題は★★と表記されるだけあって、文句なしに楽しかった。

ムーブ、ホールドが多彩。

カチ、スローパー足置き、ガストン、スローパー、トゥフック、スローパー、ハイステップ、マントル……まるでムーブの総合百貨店のような課題だった。

楽しいけれどこれは無理かなー……とダメ元で挑んでいたら、率先して解法が掴めた。

福井(!)から来られた人達とセッションを重ねて、完登の流れに乗って無事完登。

やったぜ。

心底嬉しかった。

 

その勢いのまま巴岩直情(直上?) 初段に挑んだところ、初手が遠い!

体を伸ばして右手を止める覚悟ができてない。敗退。

 

後から来られた方のサポートをした後、課題を物色しながら下流に移動した。

中流エリアの空いていたセンチュリー 3級に挑戦。

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一手もの課題と解説があるものの、どの一手が核心なのか……そこそこ苦労した。

左手出しのスローパーをしっかり止めた後、右手の止め、結晶の場所を捉えたらすんなりと上がれた。

続いてその隣りにあるトコロテン 1級に挑戦……したいものの、恐ろしく尖ったスタートホールドが薄くなった指皮を攻め立ててくる。

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まともにスタートできず、敗退。

夜から飲み会があるので、早めに撤退した。

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久しぶりの外岩にしては成果が多く、コンディションも良く、大満足の一日だった。

またこんな良い条件の時に来たい。