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もはやクライミング日記

メルカリでクライミングシューズを売ってみた

長らく使いつつも、結局性能を引き出せなかったクライミングシューズをメルカリで売ってみた。

この記事ではクライミングシューズのメルカリ出品についての感想を書いている。

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結論:今(2018年度現在)なら何でも売れる。手間をかける余裕があるなら売ってしまうのはアリ。

売ったクライミングシューズについて

ラ・スポルティバのソリューション ウーマン。サイズはEU37.5。

自分にとって2足目の、初めてのダウントゥのクライミングシューズだった。

このブログでも何度か使い勝手の感想などを書いたことがある。

kuramiya2.hatenablog.com

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1年間使い、ベルクロ紐を切れては直し、リソールしてさらに1年使い……足型バッチリのスカルパのインスティンクトVSと巡り合うまでは自分の主力シューズだった。

ただ、どれほど長く使っても丸い一体成型のヒールを使いこなすことができず、最近は出番がなくなっていた。

出番がないクライミングシューズを持っておくのは心苦しい。場所も取るし、放置しているクライミングシューズにも悪い気がしてくる。

十分使い込んだとはいえ捨てるにも忍びなく、ダウントゥを保持するシャンク自体はしっかり残っていた。

というわけで、今流行りのメルカリで、ダメ元で売ってみることにした。

出品の設定について

出品名について

メーカー名、クライミングシューズ名、サイズを書いたほうが良い。

特にサイズが書いてあるとありがたい。買う側からすると目当てのシューズがあって覗いてみてもサイズがダメ、というぬか喜びがなくて済む。

写真について

メルカリには写真を4枚までしか掲載することができない。

なので、必然的に撮る写真は限られてくる。

  • シューズ全体を上から撮った写真
  • シューズを横から撮った写真(シャンクの状態確認のため)
  • トゥエッジを撮った写真(ソールの残量確認のため)

最後の一枚は自由だ。ヒールを撮るなり、特別に傷がついていたり汚れていたりするところを撮すのもいいと思う。サイズラベルの写真を掲載していることも多い。

特に重要なのはトゥエッジの写真で、これがない出品物は正直信用ならない類だ。

説明文について

検索に引っかかることを重視して書いたほうが良い。

なのでメーカー名、クライミングシューズ名の和名・英名は両方記載したほうが良いと思う。

 

使用期間(回数)、傷、汚れ、修理ポイント、リソールとその内容については記載必須。

 

サイズの単位も1種類だけでなく、すべて(EU、US、cm)記載してあるほうが買う側からするとありがたい。

メルカリの説明文ではUSサイズのみで記載していることが多いように感じる。自分はEUサイズでしか把握していないことが多いので眺める時苦労する。

 

あと、なぜ売るのかは書いてあるとすごくありがたい。

サイズが合わなかったからなのか(大抵はこれだ)、足型が合わなかったからなのか(これも多い)、クライミングを止めたからなのか(時々ある)、転売なのか(これは理由が書きにくい)。

理由次第では親身になりやすく、売り手への親近感が増す……気がする。

 

あとはどの層に売りたいのか次第で書く内容は大きく変わる。

初心者向けなのか、それとも出物を探している経験者向けなのか。

個人的には後者を意識する。なので経験者が重視するポイントを箇条書きで書いた。

もちろん一足目あるいは二足目のクライミングシューズを探している人のためにこんなクライミングシューズですよ……といった内容を書くのはアリだと思う。ただし、その場合大抵公式サイトかオンラインショップの説明文と同じになってしまう。

時折どこかのオンラインショップの説明文をまるごとコピペしている出品物もあるけれど、正直興ざめだ。

値段設定について

個人的に感じるクライミングシューズの出品価格分類は、下記通り。

3000円以下

かなり使い込まれて、捨ててもおかしくないレベル。

買う側もそれを納得して買う傾向にあるのでコメントもなく、いいねも少なく交渉なしに即決されることが多い。

学生が好むかも知れない?

5000円~1万円

最も玉石混交の価格帯。この状態でこれは高すぎだろというというものもあれば、逆もある。

コメントも活発で、値引き交渉も盛ん。

ソールが半分以上残っている状態、履いた期間は1年以内くらいが妥当に感じる。

1万円~1万2500円

正直なところ、割高感のあるシューズが多い。

大抵値下げ交渉にあって1万円まで落ちるイメージ。

1万2500円以上

数回しか履いていない、というシューズが多い。

サイズを攻めすぎた、足型が合わなかったが大半の出品理由だ。

結局こんな価格設定・説明文になった

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捨てるものを売るので、開始値は2500円から。

1週間一切いいねが付かず、500円下げて1週間待ったところ、売れた。

値段を下げると再度掲載順が上がるので、1週間毎に徐々に刻んで価格を下げていくのは常套手段に思える。

売れたあと

発送、梱包について

一番面倒のなさそうな、らくらくメルカリ便を使用してコンビニから発送した。

宅急便コンパクトの箱が使えると配送料が380円に収まるのだけれど……残念ながら5cmの高さに収まるクライミングシューズはほとんどないと思う。

宅急便の60サイズで、クライミングシューズが2つ入ってすこし余裕があるくらいだ。

重量については気にする必要はないと思う。

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売った感想について

正直なところ、2年使ったクライミングシューズが売れるとは思っていなかった……。

あのシューズが売れるのか……ボルダリングブーム最盛期の今なら何でも売れるんじゃないのかという印象が強い。

 

配送料に600円、売上価格の10%は手数料でメルカリが取っていくので売上金は1200円になった。

口座振込にすると手数料でさらに200円取られるので、メルカリで新しく何か買ったほうがいい。(メルカリ内で経済を完結させる、メルカリの狙い通りとも言える)

 

ここまでメルカリで売ることを説明しておきながら、自分はメルカリでクライミングシューズを買うことはあまりしないと思う。(チェックはするし、惹かれはするけど)

基本的にホームジムで気になっているものを試し履きして、スタッフの話をよく聞いて新品を購入する。

お金の節約になるかもしれないけれど……幸い資金的に余裕があるのでクライミングシューズメーカーのためにも新品を購入したい。

でも中古を必要としている人だっているし、需要もある。

なので捨てるくらいなら積極的に出品していこうかと思う。