ムイ

もはやクライミング日記

2019/01/14 ゆるゆる、ぽかぽか@宮川

快晴、無風。真冬とは思えないほど暖かく、よく乾燥した日。

宮川で外岩ボルダリングを楽しんできた。

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よく晴れて気温が上がるという予報通り、宮川は一日中晴れていた。

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ここ最近何度もこの岩場に訪れているけれど、こんなに晴れた日はなかった。

放射冷却現象のために朝は冷え込む。9時前に岩場に到着したとき、温度計は0℃付近を示していた。地面に霜が降りている。

さすがにこの気温でいきなり登る気にならないので、課題のある岩を探しに辺りを散策。

あめごエリアの上流から下流まで2往復ほどしたところ、気づいたら1時間も経過していた。散歩しすぎ。

 

4℃ほどになっていたので自分のマットを手にアップ課題を物色しに行く。

まずは前にも登ったナツタマ 7級から。

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続いて、触ったことのないエリーゼ 5級

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一撃。そして隣りにあるバームロール 3級

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これも一撃。気温は低いにも関わらず、日の下は暖かくよく体が動く。

岩と森の色、空の青色のコントラストが美しい……。

 

そして仲間の狙いであるチャンドラ 二段に合流した。

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正直なところ、自分にはまだ早いと感じる課題。かといって打たないという選択肢もない。できることからコツコツとやっていく。

一昨日に気合を入れて登ったせいか、右手に力を入れると手の平を起点に鈍く痛む。あまり無理はできないなーと思い、ゆるゆると挑むことにした。

いつもより1/2くらいペースでトライを重ねる。

……正直、あめごや地層を完登したので、ちょっと気が抜けていた。集中不足のためか手の送りが逆になることもしばしば。

最初の核心である右ヒール掛け、そして右手クロス、そして左手送りするために足を上げ……って狭!狭い!狭くて体幹が辛い!左足上がんないよ!となったところで時間切れとなった。

まずはここからだなー。

 

移動間際に、前回落とせなかった一期一会 3級にリベンジを仕掛ける。

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まだ余力があったので、右手で取ったちょっと悪めのリップを送らず、しっかり保持して登りきった。

3級あたりのグレードは一人で安定して完登できるようになってきた感じ。こういう経験値が後々に生きてくればいいな。

 

あまりにも暖かいので、ダウンジャケットを車に置きに戻ってから屍岩へ。

メンバー最年長、Tさんの鬼気迫る地層 初段のトライ(落下)を見物しながらお昼を食べた。

 

そして地層の裏側にあるダイナミックエントリー 初/二段に初挑戦。

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一手目がめちゃ痛い!遠い!と言われていたけれど、案外すんなり止まる。痛みもない。……あれ、これ、いけるんじゃないの?

中間部のムーブをいろいろ確認していたところ……暑い!何だこの暑さ!?直射日光にさらした温度計は25℃に迫っていた。日陰にいれておけば14℃前後。日差しだけで10℃も上がるとは……。

日陰になるのを待ってから繋いでみたところ、かなり可能性を感じた。

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しかし、時間切れ。敗退。

次来たら全力で落としてやるぞ。

 

そしてTさんの弩級の気合の入った地層 初段(完登おめでとうございます)を見届けた後、移動。

 

森の番人エリア、パワーブレイン岩へ。

狙いはもちろんパワーブレイン 1級

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これが自分の今日の本命。ペース配分を考えて溜めていた力をフルに使う。

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すぐ前回到達した高度まで到達。その後は1トライごとに1手進み……無事完登。

テクニック次第ですべてが低負荷のままピタリと収まる、秀逸な課題だなあ。結果的にほとんど疲れなかった。

 

その勢いでハイパワーブレイン 初/二段にも挑戦してみるも、トゥフックがうまく効いている感じがなく、二手目が出ない。

そのまま進展がなく、時間切れ。撤収した。

 

今回も成果があって良かった。

これは前半でトライを抑えたおかげだけれど、そういう姿勢で挑むと成長があんまりないかもしれない……かといって無理もできない。

昨年みたいな故障、長期離脱は懲り懲りだ。

 

しばらくは自分の体の声をよく聞いて登っていくことにするぞ。