10月にしては暑い日。晴れ時々くもり、少し風あり。湿度高め。
京都笠置ボルダーで外岩ボルダリングを楽し……弱さを噛み締めてきた。
週後半まで熱でダウン、布団の上で転がってた。
次の週末は四国へ初めての外岩旅行。
とりあえず岩感(なんて言葉はないと思うけれど、多分通じるはず)を高めておかねばと外岩仲間に連絡を取り、京都笠置に急遽参戦させてもらった。
前日雨が降ったのか、朝露なのか、岩場は全体的にしっとりと濡れていた。
気温20℃、湿度75%からスタート。
狙いは特になかったけれど、参加者が何人か完登まであとわずかというトンネルホール 1級に参戦させてもらった。
コンディションは決して良くはない。でも最悪という感じでもなかった。
これぐらいのコンディションなら乗り越えて当然だろ!という気概でトライ開始。
岩場には自分たちのパーティー以外、クライマーはほぼ誰も来なかった。
こんなに空いている京都笠置ボルダーは初めてだった。
暑さがようやく一段落して、みんな待ちきれずにより規模の大きな岩場に行っていたのかもしれない。
とりあえず上部をバラシつつアップ。
体調は万全ではないけれど、まあ問題ないな、よしアップ完了!と思って手を見たら血まみれになっていた。
テーピングで圧迫していたところを花崗岩の結晶でスパッと切ったらしい。久しぶりの花崗岩のボルダーから「お前なめてんのか?」的なことを言われた気がした。
下部もバラシ終えたところで、「あ、これは登れるな」と思った。
それほど負荷が高いわけでもなく。2~3ヶ所ある注意点さえ逃さなければ、問題なく完登できるはず。イケるな!
……が、結局それは叶わなかった。
体力不足なのか、トライ間隔が間延びしてしまう。
トライ間隔を狭めて細部の再現性を上げていこうと思うにも、待てども待てども体が「行ける/行け」のゴーサインを出してくれない。
体のゴーサインなしに心の焦りだけで挑んで、凡ミスで弾き返されてしまう。
日中は気温が28℃まで上がった。厳しい。その頃に完成度が高まるも、ヨレが始まる。
後半はほとんどこんな感じになってた。死体かな?
全体的に影が増えていき、岩が乾いたころにはトンネルから抜け出せなくなっていた。
ヨレている感覚はないのに、体は確実にヨレている。どうにも体の感覚が鈍い。
敗退、終了。
一緒に来ていた人たちがトンネルホールの上、道を挟んだところにある岩に課題を設けて登っていたので、少し触らせてもらった。
完登者によると2級ぐらいらしい。
スタート周りが核心。自分は全然ダメだった。敗退。
フラストレーションが溜まったのでホームジムの月会員更新がてらにジムで登って帰ったら初心者課題で落ちた。ウケる。
はー……。
なんというか、自分の悪いところが出まくった一日だった。
心身ともに薄暗いトンネルの中にある。
抜け出すきっかけを探さないとなあ。
そして、楽しみにしていた外岩旅行は連休を狙い撃ちするような台風でどうも無理っぽい。
「こんな体たらくのままで遠征してもらっては困るなあ」という神の思し召しかな?
気が滅入るぜ。