前日は大雨。風やや強めながらも気温の高い晴れた日。
フクベボルダーで外岩ボルダリングを楽しんできた。
せっかく連休を取ったのに、雨晴れ雨雨の予報。
先週行けなかった四国へ今度こそ行ってやる!という試みを「おめえにゃまだはえーよ」と言わんばかりに粉砕する天の配剤を恨む。
唯一の晴れ間を狙うように、今シーズンの外岩開幕なジム仲間とフクベボルダーへ。
この日に備えて2日レストを入れて体調は完璧に……と整えるつもりが漫画を読んで夜ふかしして睡眠時間が足りなかったり。
前日にケーキを食べすぎたせいなのか腹痛、下痢になったり。便意に身悶え、急遽サービスエリアに止まってもらって事なきを得た。
体調を整えることにことごとく失敗しとるやんけ!
8時半に着くと岩場には誰もいなかった。
アスファルトの上は影の部分はまだ湿っており、山の中にはあちこち小さな沢が生まれていた。
まずは日当たりが良く風の通る上流エリアへ。
自分の狙いは今シーズン最大の目標とも言える枕 初段。
仲間がスズメバチ 二段を狙いに行く中、単独で少ないマットを使い、各ムーブの再確認、精度を上げていくことにした。
岩はほんの少し湿気っているものの、チョークをつければ問題なし。気温20℃弱、湿度60%。
とりあえず前半は問題なし。スムーズに動ける。
後半の核心部は……再現性が悪い。
というかこんなに狭かったっけ……?
いや、でも、キョンがうまく決まればいけるはず……というかあとちょっとの感覚がある……ような……???
10時頃になると岩場にどんどん人が増えていった。日差しが降り注ぎ、岩が暖かくなっていく。25℃を超えたあたりから如実にヌメるようになった。ヤバイ。
しばらくしてスズメバチ 二段から敗退した仲間と合流し、ムーブを見てもらったところ……衝撃の事実が判明した。
「キョン足逆やで」
……。
時間と保持力を無為に使いすぎた。
本気で狙っている課題のくせにこの体たらく。自分に失望した。
はぁ~……(クソデカため息)。
結局もうまともに保持できず、終了。
大☆敗☆退!!
反省点が上限を超えたため、今回の反省はありません。(反省値オーバーフローバグ)
次だよ、次!
前日の夜、久しぶりにフクベボルダリング開拓チームのfacebookを覗いたところ、下流エリアのクモン岩周辺に新しい課題が開拓されているという投稿がシェアされているのを見た。
行ったことのないエリア。初段あたりの課題もいくつかあるので行ってみないか?と話をして、午後からはそちらに移動した。
エリアの真ん前にある駐車場所は2~3台止められると書いてあったのだけれど……縁石が高く車が擦りそうで怖い。
少し上流側にあるマッスル岩の駐車場所に止めて少し歩いた。エリアの岩自体のアプローチはどこも良い。
大きなハングに作られた見栄えの良い夜風 二段のスタートの悪さに絶望した後。
少し上にある岩のロマン 初/二段から挑戦開始。
一手目の左カチは慣れたらまずまず、右手のカチは極薄。
ご飯を食べて仲間の苦戦具合を眺めた後、自分も挑戦開始。
最初はフラッギングで二手目の右手薄カチを取りに行っていたのだけれど、それだと体が上がらないので素直に右足を棚に上げてカウンターで取るムーブに変更した。
この足位置、腰の位置が大切で、座るように重心を動かすとすんなり取れるようになった。上の薄カチにある小さな穴に親指を引っ掛けてピンチ気味にできるくらい安定した。
あとはそのまま右手飛び出しなのだけれど、右側を取ると悪い。左に行くほど良い。
ちょっと動画を撮ってどこを叩いているのか確認するかなーとカメラを設置したところ……。
あっさり取れてしまった。上部、リップはガバ目なので問題なし。完登!
たまたま得意要素がハマったのかもしれない。初/二段グレードを登れたのは嬉しいけれど、やっぱり喜びの大きさは苦労に比例にするなあ。
次。ケーキ 初段。
スタートを触った途端、「あ、これ、超難いクラシカルな課題や……」とわかってしまった。
結局全員一手目すら取れず敗退した。
次、美しいフェイスに一目惚れして、クモン直上 1級。
どうやら惚れたのは自分だけだったみたいで、仲間は裏側にあるモンク 二段を触りに行った。
スタートが高い。ラインが良くわからないので、顕著にチョークのついたクモン 2級で使うらしいホールド限定してみると……ウギギ……悪い!指が痛え!
クモンはもしかして「苦悶」の意味なのか……?
嫌気が差して早々に敗退した。
このエリアはまだまだ楽しめそうだ。また来たい。
体調を整えることには失敗したけれど、シーズンインしたタイミングで指や手首など痛むところがないのが嬉しい。
これは年始からコツコツと体重を下げたのが良かったのかもしれない。
体重を減らすと指の負荷が少なくなるので、単純に故障が減る。
そんなシンプルなことに気づいていなかった。
落としすぎるとスタミナがなくなるよ、というのは聞いているので、もう少し自分の最適な体重を探っていきたい。