前日は大雨。翌日は曇りのち晴れ……のはずだった日。
日頃お世話になっているリードジムの外岩ロープクライミングの講習に参加してきた。
講習の詳細については下記を参照。
https://ko-wall.jp/school/outdoor
今まで何回か岩場でのルートクライミングを楽しんできたけれど、近頃ご無沙汰気味。
一番最後に行ったのはいつだっけ……?
こういうときはブログを書いててよかったと思う。
一年半前だった。そんなに昔だったのか……。
自分の岩場でのロープクライミングの知識、技術はボルダージムで出会った仲の良い人に教わったことがすべて。
今年度に入ってからリードジムに月に数回は通うようになっていたので、この機会に講習を受けてルートクライミングに再入門することにした。
講習期間中はジムにて全品15% OFF(書籍は除く)で買い物ができる。
締め口が壊れかけていたチョークバッグを新調した。
PETZL(ペツル) サカ/Green S039AA01グリーン バッグ アウトドア アウトドア チョークバッグ・ロープバッグ チョークバッグ・ロープバッグ アウトドアギア
- ジャンル: スポーツ・アウトドア > アウトドア > バッグ > その他
- ショップ: 山渓オンラインショップ楽天市場店
- 価格: 2,773円
ペツルのサカ。今まで使っていたBDのものより使いやすくて満足。
さらに、最近は一人で外岩に行くことも増えてきたので、ボルダーマットも一枚買い足した。
[キャッシュレス5%還元対象]ムーン ウォリアーパッド moon55-107 Warrior Crash Pad
- ジャンル: スポーツ・アウトドア > アウトドア > 登山・トレッキング > その他
- ショップ: アウトドアーズ・コンパス
- 価格: 36,300円
moonのウォリアーパッド(赤)。使うのが楽しみだ。
講習費用は人数次第で変わる。幸い面子が4人も揃って安く受講することができた。
週後半に来た台風(被災地の方々にはお見舞い申し上げます)の影響はギリギリ避けることができる天気予報と、決行の連絡(実際は連絡はない)に一安心して前日は眠りについた。
朝起きて琵琶湖対岸から比叡山を眺めたところ、山に雲がかかっていた。
……。
現地に向かう途中で小雨。
金毘羅山でも小雨。山は靄に包まれていた。
あー……。
そんな天気でも2~3パーティーほど岩場で見かけた。
ロープとギアの入った45Lザックの重さに徐々に感覚を取り戻しながら、沢となっているアプローチを進み、ホワイトチムニーに到着。
右面と下部の濡れがひどい。
このためなのか、誰も来なかった。講習メンバーだけで岩場を専有できた。
ひとまず午後からコンディションが改善することを期待しつつ、まずはアンカー構築と評価の教育から。
じっと話を聞いていると体が冷えた。山は相変わらず靄に包まれており、向かいの山が見えないくらい。
寒さを感じるくらいの涼しさなんて久しぶりだった。
まずはトップロープから。
右面の右ハングルート 5.10b。
今まで触った岩の中で一番濡れていた。どこを触っても濡れるし、どこを踏んでも滑る。
滑らない足場を探すのに一苦労。もはやチョークなど一瞬しか意味をなさない。持ち直した瞬間に溶ける。
あんまりにもあんまりで、ビビって2テン。
次はチムニールート 5.4。
湿気ってはいるものの、一つ前で最悪の環境を経験した自分にとってはもはやカラカラと言えるコンディションだった。完登。
次。サラワリ 5.10a。
過去の記憶は彼方に。新鮮な気持ちで挑戦できた。ムーブを探っていたら途中で左親指が攣って内側に入った形で動かなくなってしまった。
無理やり岩に押し付けてストレッチしてもとに戻した。ヒヤヒヤ。完登。
「じゃあ次はリードで行きましょうか」と言われてリード開始。
右ハングルート 5.10bのリベンジから。
朝登った時間から4時間ほど経過しており、空は晴れていた。アンダーなどは相変わらず濡れているものの、問題なし。完登。
ここでは午前中に教わったアンカー構築を実践。セルフビレイを取り、180cmのナイロンスリングで固定分散の支点を作成した。
支点を作るだけならともかく、セルフビレイを取る位置、各種確認手順などはやはり実践しないとわからないことが多い。ためになるなあ。
続いてコーナーハング 5.9。
講師の方や女性の参加者のテクいプッシュムーブなど怖くてできず、ガバを頼りにパワーでゴリ押し。完登。
最後サラワリ 5.10a。
リードジムで話していて不思議そうにされたのだけれど、自分の場合トップロープとリードの恐怖感にあんまり違いがない。
というかトップロープもリードと同じくらい怖い。
ビビリなせいで力が出せていないところ多い、などは言い訳に過ぎず、それも含めて実力だよなあ。
トップロープでは直登気味のバリエーションで登ってしまったので、今回は右側行って完登。
今まではOリングのあるところ(ロープを折って2本通せる環境)でしか結び替えをやったことがなかったので、ロープが1本しか通らない鎖での結び替えを教わってロワーダウンした。
講習だからたぶん時間通り、陽の沈む前に終わるんだろうなーと思っていたけれど。
パッキングが完了した頃には日が完全に沈んでいた。
ヘッデンをつけて下山した。
講習はあと2~3回ほど。
基礎をしっかりと身につけて、外岩ボルダーだけでなく外岩ロープクライミングも楽しめるようになるぞー。