ムイ

もはやクライミング日記

2019/12/08 KO-WALLアウトドアベーシック講習(3回目)@大鳥居の岩場

今年一番の寒気が到来した、曇りの日。

大鳥居の岩場で外岩ロープクライミングの講習に参加してきた。

https://ko-wall.jp/school/outdoor

f:id:kuramiya2:20191208221811p:plain

若干スマホ中毒の気配がある自分だけど、今回は荷物とともに放置してほとんど触らなかった。そのため写真は少なめ。

 

天気予報での気温は最低1℃、最高8℃。大鳥居の岩場は南面のため日が当たれば暖かいのだけれど……あまり期待できそうになかった。

最防寒装備で向かった。つまり、ワークマンのピーチ肌着、mont-bellの機能性防寒長袖、mont-bellのフリース、タイツにmont-bellの起毛クライミングパンツ。予備装備にMAMMUTのダウンジャケット。

さらに靴下を二重履き。クライミング用靴下の上から雪山登山に使うmont-bellのアルパインソックスを履いた。

webshop.montbell.jp

これは効果があった。待ち時間の多いルートクライミングでは足首をしっかり防寒しておくのが大切。

最後の手段として貼るカイロを残しておいたけど、使うことはなかった。

岩場はずっと5℃前後だったと思う。風が吹かなかったのが救いだった。

 

先週痛めた右のかかとは一度整形外科に診てもらって、問題なしの診察。

徐々に痛みが抜けつつも、歩くとまだ痛い。しかし登れる。

 

岩場についてすぐ、四度目の青春 5.10a/bの右抜け(5.8くらいらしい)杉木よ永遠に 5.10aトップロープを張るのをビレイして、体を動かすところからスタート。

自分はまず杉木よ永遠に 5.10aトップロープで登った。

以前挑んだときはやや左から登って途中で右に行くのにえらく苦労した記憶があったけど、右から真っ直ぐ登れば簡単だった。TR完登。

 

途中、木への支点の作り方などを復習した後。

f:id:kuramiya2:20191208222418p:plain

先程トップロープを張った5.8をリードで登った。問題なく完登。

 

昼飯はアルパイン用水筒にこめたお湯を使って日清ハヤシメシ。

日清ハヤシメシ デミグラス 103g×6個

日清ハヤシメシ デミグラス 103g×6個

  • 発売日: 2017/07/31
  • メディア: 食品&飲料
 

体が温まる。しかし、お湯を持ってくると荷物が多いのが面倒だなあ。

 

昼飯を食べたあとに四度目の青春 5.10a/bをマスタースタイルで登った。

完全に忘れてるのでムーブ、ホールドを時間をかけて確認しながら進んだ。

4ピン目以降、ルート的には左で抜けるのが正しい、というか美しいのではないかと思いそちらに進む。後半のなるーいスラブに苦戦しつつなんとか完登。
しかし、これは奥村ライン 5.12bの後半部分だったらしい。しかし、ためになるルートだった。

トップロープ支点を構築して降りた。

 

降りたあと、クイックドローの掛け方の向きが逆転しているところが多数あることを指摘された。

ついつい、進行方向の思い込みで掛けてしまった。ピンと自分の位置、落ちる場所から向きを決めないとだめなんだよなあ。

 

全回収された後、再度四度目の青春 5.10a/bをもう一度マスタースタイルで登った。今度は正規ルートで。完登。

再びトップロープ支点を作って降りた。

支点構築に関しては問題無しとのこと。一安心。

 

時間は昼過ぎになったにも関わらず、青空を拝めることなく、朝より寒さが増した気がした。フリースをしまいダウンジャケットを着込んだ。

次、信楽街道 5.10c。マスタースタイルで登る。

昔はかなり左ラインで、「ここじゃないと踏めねえ!」という感じで進んだけれど、スラブになれたのか、どこでもなんとなく踏めるようになっていた。進歩なのかな?

しかし、足が疲れる。最近ジョギングや山歩きをサボっているからかもしれない。

途中で足の荷重を抜いて足首周りの筋肉を休めつつ進む。

スラブが終わってクラックラインに入ったところで、バカ正直に左壁面を直登してにっちもさっちもいかなくなり、1テン。余裕があればいけたのかもしれないけれど、力不足だった。ちくしょう。

右壁面に行くのが正しいルートだった。そちらからアタックして上まで抜けた。

何度も同じ支点構築では勉強にならないということで、今回は最近欧米で流行っているというケブラーの5mスリングを輪にしたものを使った、クワッドアンカーシステムで支点を構築した。

たしかにかさばらず、楽で半固定分散で使い勝手がいい。ケブラーコード買うかなあ。

 

最後。残置、トップロープの残っていた杉木よ永遠に 5.10aの回収を申し出たところOKをもらえたのでロープを抜いてリードで登った。

すでに日没を迎えていたので、大急ぎで登る。無事完登。立木にロープを回して残置を回収して降りた。

 

下山は無論、ヘッデン必須な暗闇の中。今回も充実した講習になった。

 

来来亭辛味噌ラーメンを食べて帰り、ホットカーペットに寝転がってチョコを食べていたら異様に疲れていたことに気づいた。

普段挑まないスラブ、垂壁課題を何度も登ったからかもしれない。

その上、指先周りが妙に赤く、腫れぼったい。

……??

わかった、これ、しもやけだ!久しぶりになった気がする。

真冬になったことを改めて実感しつつ、着の身着のままで寝落ちした。

 

そろそろシーズンも終了。

去年を振り返ってみると、寒い寒いと言いながらも結局春まで登り続けている……たまげたなあ。

もう一回講習を受講するか、悩むところだ。