2019年のクライミング生活の振り返り。
そして、2020年の目標や抱負などについて。
2019年の年始に立てた目標の達成具合について
2019年の元旦に立てた目標は下記のようなものだった。
- 長期離脱するような怪我・故障をしない(超大事)
- ホームジムの黄緑テープを10本、水色テープを2本完登する
- 外岩で初段を5本完登する
結果は下記の通り。
長期離脱するような怪我・故障をしない(超大事)
概ね達成できた。
印象に残っている痛みは右手首、右手中指、左手小指くらい。
レスト期間を調整したり、負荷を調整したりすることで中長期のレストなしに一年間登り続けることができた。
月2回ペースで整体に通い体の緩め方、姿勢の正し方などを教わったりした効果があったのだと思う。
あと、近所にリードジムができたのが大きかった。
やはりボルダージムの課題は負荷が高い。負荷をかけないよう登っているつもりでも、痛めている箇所への負荷を落とすのが難しいのだと思う。
リードジムができたおかげで、体の調子が芳しくないときはボルダーからリードメインに移行し、負荷を落とすことができた。
……まあ、単純に、リードが下手くそすぎて高負荷なルートには取り付けず、結果的に負荷が減っているだけなのだけれど……。
それから、下記のボルダリングの整体院さんの動画はマジで効果があった。
仲間内で指を痛めている人に紹介してみたものの、皆あまり信じていない、効果を感じていないようだったけれど……自分には紛れもなく効果があった。
痛みからの解放には固まった筋肉を解すのが大切。
整体で教わったこと、整体で受けているときの身体感覚と一致する部分が多く、知識と身体感覚がようやくつながってきた感じがある。
最近は体の調子が良い。
指や手首の痛みもないし、整体に行って上半身の歪み、コリのなさをホメられたりすることが増えた。
この調子を保ちたいところだ。
ホームジムの黄緑テープを10本、水色テープを2本完登する
これは達成できなかった。
水色テープが1本足りていない。
ボルダージムに行く機会が減ったというのも原因だけど、まあそれは言い訳の類。
短期間で狙った課題を完登できる力が必要だ。
最近だと1回ジムに行くたびに1本完登できたりと調子が良いのだけれど……これもたぶん、今の肉体的な強さだとすぐ限界が来る予感がある。
感覚的には、自分の体幹力や保持力は一昨年、去年でほとんど変わってない。まともな筋トレや追い込みなどをしていないし……出力が上がった感触はない。
去年はコンディションを整えることを意識したけれど、今年は鍛えつつコンディションを整えるというステップアップを目指したい。
外岩で初段を5本完登する
これは達成できた。
細かく何本登ったとか計算していなかったので、投稿記事から記録を確認してみる。
(初/二段も含めている)
- 2019/01/12 宮川 あめご
- 2019/01/12 宮川 地層
- 2019/03/09 地元 じゃみじゃみ
- 2019/03/09 地元 尺取センター
- 2019/03/30 某所 お受験
- 2019/05/02 地元 SIT
- 2019/05/12 フクベ エルモ
- 2019/05/18 フクベ ミサイル
- 2019/10/11 地元 ノックは無用(蝉スタver)
- 2019/10/20 フクベ ロマン
- 2019/11/09 地元 風神
- 2019/12/01 フクベ 枕
- 2019/12/01 フクベ 雅
- 2019/12/31 奥物部 ドワーフ
15本には届かなかった。
目標を宣言した当初から仲間からは「ちょっと志低すぎちゃう?10本くらい当たり前やろ!」と言われていた……確かにそうだったかも。
これだけ本数が登れたのは強くなったというわけでもなく、単に岩に行く機会が増えたおかげという気もする。
岩への慣れと、狙った課題の集中的な登り込みの結果だ。
2019年の「登れてよかった!」な課題
今となっては「これだけ数が登れた!」よりも「これが登れた!」という印象的な課題のほうが、自分にとって意味があるものになってきている。
今思い返しても、登れたときの喜びが蘇ってくる課題がいくつかある。
地元の岩場 ツーライン 1級
地元にある名課題。
かっこよさといい、課題の質といい、長らく宿題として放置しておくべきじゃなかった。登れてようやくこのエリアに馴染めた気がした。
フクベ 枕 初段
仲間内でかなり評価が高く、「これはフクベで登っておくべき初段」というか、「これを登ってないのに他の課題に手を出してる場合じゃねーだろ」的な空気すら感じる課題だった。
ムーブの多彩さ、要求されるパワーとスタミナのバランスがよく、たしかに初段の登竜門的な課題という感じがする。
執念深くフクベを訪問するたびに触りまくって登りきったダサさはあるものの……まあ、ともかく登れてよかった。
仁淀川 雪月花 3級
仁淀川のフューチャーエリアの入門課題。
ハイボールかつ、最後に核心がある中、自分なりのホールド、スタンス、ムーブ選択を行い、気合で登りきれたのが嬉しかった。
ハイボールの魅力を教えてくれた課題だった。
日ノ御子 舞 1級
日ノ御子の看板課題。
普段から自信のない自分が「これは絶対、1日で登りたい」と決心して取り掛かり、そしてほぼ自分の考えたムーブだけで解決できた課題。
多彩なムーブができる楽しさのある良い課題で、自分が漠然と考えていた「自分で全てやりきる」スタイルを後押ししてくれる感じがあった。
2019年のクライミング関係の買い物
クライミングシューズについて
昨年はクライミングシューズへの興味が極端に薄れた年だった。今でも薄れている。
というか、SCARPAのインスティンクトVSorVSRさえあればよくね?という感じになりつつある。
一応スラブ用にアナサジなどを使ってはいるけれど、花崗岩のスラブ以外では出番がなかったり。
もともと不器用なので新しいシューズに変えたら登れた!という経験が少なく、そのシューズに慣れるまで時間がかかる。
なので、よほど人気の新シューズが出ない限りは、新しいシューズに手を出さないかもしれない。
外岩用のインスティンクトVS(Vibram XS Grip2に張替え済み)はそこそこボロボロになってきた。
まだシャンクはしっかりとしている感じがあるので、リソール、修理するべきか、それとも新品を買うべきか。あるいは室内用のVSRを外用に回すべきか。
ちょっと迷い中。
クラッシュパッド(マット)について
一人で出かけることが多くなったため、マットを買い足した。
買い足したというか、新しいメインマットとなる良いマット、moonのウォリアーパッドを購入した。
目下大活躍中である。買ってよかった。
ただ、メインマット、サブマットを含めて背負うとこんな感じになって重く、アプローチが辛い。
お風呂マットを詰めたASANAのカバーはいらないかもしれないな……。
トポについて
初めて、というかようやくトポを買い集め始めた。
(黒潮は借り物)
「トポを買ったからには、その岩場には必ず行く」というのが自分のポリシーなので、まだ行っていない瑞牆には行かないとなあ。
知り合いがいたりもするので、2020年中には必ず行ってやるぞ。
あとは、近々販売されると噂の京都笠置のトポを買いたいところ。
他の雑多な買い物について
ちょっと無駄なものを買いすぎた。
小型トランシーバーとか、三脚とか、アクションカメラとか、防寒ブーツとか……。
すべてがすべて無駄というわけじゃなかったけれど、最近荷物の多さに閉口しつつある。
自分の中で物を増やす時期がそろそろ終わったのかもしれない。これからは厳選して減らしていきたい。
2020年のクライミング生活について
2020年の抱負的な、自分のクライミングの方向性については軽く別の記事に書いた。
ボルダリングとリード、室内と外のバランスについて
これについては、ちょっと悩み中だ。
今の所、平日に室内ボルダー1回、室内リード1回、そして週末に外岩ボルダー1回という感じで時間を使っているのだけれど、若干中途半端感がある。
ただ、これが一番体に良いという感じもしている。
その他に外のルートクライミングのお誘いがあったり、クラックもやりたかったり、でも室内ボルダーでちゃんと追い込んで鍛えたかったり……。
やることが多すぎて時間が足りない。
ただ、感じるのは自分はまだクライミングというアクティビティをまだまだ全然わかってないってことだ。
今自分のクライミングに関する知識や経験は急激に広がりつつある。遠征に行ったり、リードやクラックを教わったり。
クライミングに対する活動や認識を広げるチャンスがいろいろと訪れてくれている。
今無理に方向性を狭めて、特定の分野に注力するのはもったいないんじゃないか……という気がしている。
なので、どっぷりとボルダリングに注力!というのはあまり考えていない。
一応外岩ボルダーに主軸を置きつつ、他のこともいろいろやっていきたい。
具体的な数値目標について
ぼんやりとした抱負だけだと、来年見返したときに「こいつ何を目指してやってたのかな……」となるので、やっぱり数値目標は設けておきたい。
- 外岩ボルダーの二段を登る
(できれば宮川のチャンドラか、地元のスサノオ、フクベの雀蜂、ハッパマシンガンなど) - 外岩ボルダーの1級または初段を20本以上登る
- 室内リードの5.11台をすべて登る
自分のクライミング生活は元旦からすでに始まっている。
出だしは上々な感じだ。
今年も怪我なく楽しく過ごせたらいいな。