雨の翌日。気温の上がった晴れの日。
芹谷屏風岩で外岩リードクライミングを楽しんできた。
前置き
GWに突入してから5/1、5/2と天気が悪いながらも連登していた。
5/3は晴れ予報だが、流石に3連登は厳しいなーと思っていたのだけれど、お誘いの連絡があった。
どうする……?流石に断るか……?
20分ほど迷ったけど、行けるなら行くしかないよなーと決心して「行きます」の返事をした。
先週登ったときは、バイタルポイント 5.11c/dの下部を完全に自動化しようと考えていた。
それくらいなら、できるかもしれない。
ちなみに前日一緒に登っていたメンツは、今日は御在所でマルチピッチらしい。
誰も彼も、元気がありすぎる。
アプローチはしっとりと濡れていた。
岩からの染み出しは多数。しかし、登れないというほどの染み出しもなかった。
同行者からヤマビルを見かけたという話を聞いたけど、自分では見つけられなかった。
ハングルーズ 5.10a ○
とりあえずアップに。というか、連登なので調子を確かめに。
足置きが安定して、動きは悪くない感じがした。
完登。
骨折り男のダンス 5.11c/d ××
ビレイなどしてしばらく時間を取った後、次に登るルートに悩んだ。
バイタルポイントのルートは結構染み出しが多く、取り付くのはもうちょっと乾いてからにしたかった。
久しぶりに舞姫 5.11a/bでも触ってみようかなと脳裏をよぎったけれど、ドハマリして登れないイメージしかなかったのでやめた。
自分に失望したくなかったのだ。
なので、試しに骨折り男のダンス 5.11c/dに挑戦してみることにした。
2ピン目までは掛けられたけど、そこからめちゃくちゃ迷う。
凹角の右から攻めるのか、それとも左から攻めるのか。
凹角に左から攻めるのがルートとして見た目が良さそうな一方、顕著なホールドがない。右側にもチョーク跡があった。
なんなんこれ?なんなんこれ?
ひとまず右から攻めるルートを確立したけれど、その後がわからない。
一度降りた。
その後、同行者も登るというのでビレイをしながらムーブを観察した。
……へぇー、そんなふうに攻略するのか。
でも、そう簡単にいかないことは見て取れた。
もう一度挑戦してみるも、4ピン目から上に行けない。
4ピン目の左側、凹角中央にあるポケットの持ち感が凄まじく悪く、クリップもまともにできないくらいだった。
これを持ってクリップするはずなのだが……なぜだ。
そして左のカンテに出るのが怖い。
自分は未知に突っ込むのが凄まじく苦手だ。
少なくとも次の次の次くらいが確実であることがわからないと動けない。
ここらへん真剣になんとかしないと先がないぞ。
結局4ピン目で諦めて降りた。
その後同行者が登ってドローを回収した。
一応忘れないようにムーブをメモったけれど……次は上まで抜けたいなあ。
ラ・バンバ 5.11a ○
バイタルポイントのルートが乾きつつあったけれど、もう挑む気力がなかった。
なので、とりあえずクールダウンがてらにラ・バンバに取り付く。
クリップが残っていたので使わせてもらった。
完登。
登り終えてもまだ16時前で、ほんの少し時間があった。
ボーイズマインド 5.11a ×○
同行者で、芹谷屏風岩に来るのが初めてという人がいて、小屏風岩に行くというのでついて行った。
小屏風岩へはダイアモンドダスト 5.11b/cを登って以来行っていなかったので久しぶり。
ちょっと休憩を挟んでボーイズマインドに取り付いたら、途中で手順を忘れていてパンプして1テンション。
「もう一度登ります?」と聞かれたのでもう一度登ることにした。
そして完登。
なんとも締まりのない感じだ。
振り返り
連登でヨレているとか関係なく、それ以前の問題が多かった。
この連休は自分の弱点が露呈することばかりだ。
弱点に向き合って克服する計画を立てないといけないなあ。