ムイ

もはやクライミング日記

2021/09/25、10/02 八雲ヶ原、武奈ヶ岳登山

右手の手のひらの筋を痛めったっぽいので、フリークライミングはしばらくお休み。

近所にある比良山地の北比良、奥比良を山歩きしてきた。

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2021/09/25 イン谷口→金糞峠→八雲ヶ原→北比良峠→神爾の滝

もはや山歩きはフリークライミングできない時の発散手段になっている。

久しぶりの登山なので足慣らしに金勝アルプスを歩きに行こうと思ったのだけれど。

緊急事態宣言の影響で麓の桐生キャンプ場が閉鎖しているらしい。

駐車場も閉じていたらどうにもできない。

迷った末、八雲ヶ原に行くことにした。そこなら大した距離はない。

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ルート的にはこんな感じ。

一応今まで通ったことのない登山道をチョイスしてみた。

両方とも破線となっているので、ちょっとドキドキ。

 

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駐車場はほぼほぼ埋まっており、登山者だらけで驚いた。

県外ナンバーばかり。緊急事態宣言の効果はもうないらしい。

そしてかなり暑い……。

 

青ガレはものすごいガレ場の写真ばかり掲載されているのでビビっていたけれど、それほどでもなく。

急登が続くだけで特に困ることなかった。

ただ、金糞峠到着手前で足の重さを感じた。最近走ったりもしていないし、足腰が弱っているみたいだ。

荷物が軽いのに助けられている感じある。

ロープ+ギアの入ったリュックよりも5キロ以上軽いんだから当たり前か。

 

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金糞峠から八雲ヶ原に至る道は斜度もなく快適そのもの。

あちこち川があったり、橋があったり癒やされる。

 

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ウキウキ気分で歩いてたらあっという間に八雲ヶ原に到着。

天気が悪いわけではないけれど、全体的に曇っている感じだった。

風が強めで涼しい。フリースを着て早めの昼飯を食べた。

30分ほど寝転がった後、早々に下山開始。

 

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神爾の滝の登山ルートの上部は「ヤバい」の一言に尽きる。

鎖の張った急斜面なザレ場を下って、その後急斜面な沢を下る。

「これは典型的な道迷いなのでは?」と思った。

しかし山と高原地図の示すとGPSの指す場所は一致している。そして所々、古い踏み跡がある。慎重に下った。

途中で道が新しく通されているところに合流した。どうやら地図が古いらしい。

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赤線が山と高原地図に書かれていた登山道。点線は国土地理院地図の登山道。

……山と高原地図のアプリを使っているけれど、ジオグラフィカ使ったほうが良いかもしれんな……。

ジオグラフィカ -スマホを登山用GPSにするアプリ-

 

合流した後は問題なし。

 

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下りの途中で左膝が痛くなった。

山歩きに慣れていないといつもこうだ。知っている痛みなので歩き方とポールでごまかして歩き続ける。

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神爾の滝も拝んで、無事下山。

着いた頃は14時前くらいだったので、もっとのんびりすればよかったと思った。

 

2021/10/02 イン谷口→釈迦岳→八雲ヶ原→武奈ヶ岳→八雲ヶ原→北比良峠→大山口

まだ手の腱が痛む。朝起きたら違和感があるので、フリークライミングはNG。

せめてこの違和感が抜けてから復帰したい。

幸い緊急事態宣言は取り下げられたけれど、まだ遠方の山を歩く気概も湧いてこなかった(というかフリークライミングできないのでテンションが下がっている)ので、再び北比良へ。

少し距離を伸ばし、また歩いたことのない登山道を歩いてみる。

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ルートはこんな感じ。

 

前日は大型台風が日本の東をかすめるように通ったためか、少し地面は湿気っていた。

近畿にはほとんど接近しなかったため、登山道への影響はなかった模様。

この日は先週に比べて登山者の車が少なかった気がする。

 

イン谷口から釈迦岳に続く大津ワンゲル道は歩いていてすごく楽しい道だった。

日陰が多く、風もそこそこ通り。前半は斜度がなく倒木がアクセントになっていた。

後半から道が狭く、急斜面になる。

看板には難路と書いてあるし、実際ワンミスでひどい怪我を負う可能性がある場所もある。

それだけに楽しかった。

 

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3時間ペースのところを2時間で走破。さほど疲れもなく、山歩きの感覚がちょっと戻ってきた感じある。

20分ほど休憩を挟んで八雲ヶ原に向けて出発。

なにかのアレルギーなのか鼻水が出るので鼻炎薬を飲んだ。

 

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この日は快晴。

 

トレイルランの大会が行われているらしく、チェックポイントが設けられていた。

その元気な声を聞きながら、木陰に陣取っておにぎりを食べ、45分ほど寝た。

屋外ではあまりちゃんと寝れた記憶がないので、自分としては珍しい。

寝不足と鼻炎薬の影響かしらん。

 

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活力を取り戻して、一気に武奈ヶ岳へ。

 

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それほど人はいなかった。

緊急事態宣言も解除されたし、アルプスは紅葉が始まっているところもある。

より有名な山に人が向かっているのかもしれない。

 

お菓子を食べて、下山開始。

前回の事を考えて、左膝にサポーターを付けた。

 

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個人的にスキー場跡地の登山道は好きじゃない。

急斜面かつよく削れて起伏の激しいザレ場になっており、全く気が抜けない。膝にも辛い。

 

八雲ヶ原に降りて20分ほど休憩を挟んで、そのまま最短ルートのダケ道で下山した。

当初の予定では堂満岳を通って降りようと思っていたのだけれど、大山口に降りた頃には膝が辛かったのでちょうど良かったのだと思う。

 

来週はどうなるかなあ。

もしも手が治ってなかったら……日本アルプスのどこかでも歩きに行こうかしらん。