右手の手のひらの腱?なのかなんなのか、よくわからないところが痛みはじめて、だいたい1ヶ月くらい経った。
登ってる最中は痛くなく、翌日になるとシクシクと痛む。しかも日常生活で痛みが出る。
これはアカンなーと思いつつも2週間もすれば完全に痛みも違和感もなくなるだろと思ってたのに。
その倍の4週間経っても違和感が消えなかった。これは想定外。
親指で人差し指を押す、言うならつまむような動作で手の小指側の手の中に違和感が生じるのは不可解で気持ち悪く、そして日常動作で違和感を感じないように行動するのが難しかった。
その間気分の落ち込むようなことがあったりで、クライミングに対する熱意が急激に下がった。
一度休み始めたら、しっかり治すまで休まないと意味がない。
一体いつになったら治るのか。
それに治ったらまた2~3ヶ月かけて取り戻す必要がある。
取り戻すと言っても大した力量のポイントでもなく、そこに価値はなく……うんざりしてきた。
いつもなら「早く治したい」とか「痛めていてもできることをやろう」とか前向きな姿勢と行動があったのだけど、今回はさっぱりだった。
今回の負傷?はあまり心当たりがなく、なにをどうすれば回避できたのかわからなかった。
反省も難しく振り返りのできないものはセンスのなさ、身体の弱さに結びつけてしまいがちで。実際そう思えて仕方がなく、気持ちだけが凹んだ。
大した運動はせず、飲み食いして過ごした。
体重が2.5kg増えた。
しかし日常で運動するシーンが欲しい。
右手の違和感は朝方に感じるのみになったので「まあ、ダメ元で」という気持ちで1ヶ月ぶりのクライミングに行った。
ホームなボルダージムでテープ色が白の初心者課題だけやって帰ろうと思ったら結局黄色も全部登り、ピンクにも手を出した。2本登れた。
手の皮がベロベロとめくれた。弱るのは皮から、これ常識。
前腕に引き攣れるような筋肉痛を抱えながら、その2日後にはリードジムに行った。
新設の5.10b/cはなんとか登れた。
最後の方は指皮が、そしてクライミングシューズを履いているのが辛い。
足の指皮も弱るのだなと気づいた。
一緒に登っていた仲間がスイスイと新設課題などに挑んでいるのが羨ましい。
そしてその2日後。これを書いてる日だ。
昼間でぐうたらに寝てたので、夕方に再びボルダージムに向かった。
とりあえずまた白全部→黄色全部→ピンク。2本登れた。
右手の違和感はあるものの、筋肉痛に隠れたようになっている。
回復に向かっているようには思えないが、悪化するような気配もない。
本来の予定ではこの週末は備中の岩場に誘われていたのだけれど、早めにキャンセルしておいてよかった。
この体たらくじゃまともに登れたもんじゃない。
しばらくリハビリが続く。
これでまた右手の痛みが出てくるようなら、もうこのシーズンは諦めよう。
年内はクライミングをしない。
腐っていく……。