ムイ

もはやクライミング日記

2022/01/22 権現山、ホッケ山登山

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前日の朝は平地でも雪が積もるほど雪が降った。

今年一番の降雪だったと思う。

 

雪山に対する熱意は徐々に下がりつつあったけれど、毎週のように山に出かけているので自然と登る場所を考えて、ルートを考えて、気づけば登山計画を提出していた。

 

御在所岳にでも行こうかなと思っていたけれど、少し遠いのと新型コロナウイルスの感染者が増えていることから県外には行かないことを決めた。

そういえば雪の積もった比良山地の稜線を歩いたことがないなと思い、権現山から蓬莱山を往復してみることに。

 

当たり前のように1時間寝坊して、30分かけて栗原の登山口へ。

平地でのアスファルトの雪はすっかり溶けていたので、まあ問題ないだろうと思ったのだけど……林道に入るとまだがっつりと雪が積もっていて、轍しか残っていない。

スタッドレスも履いてるし、前の車(FF駆動のインプレッサ)ならこれくらいいけたし、新しい車(FF駆動のフリード)でもなんとかなるだろ」と気楽に登っていくが、徐々に雪が深くなっていく。

 

あるタイミングで「あ、これはあかんわ」と思ってバックを始めたが、後ろから車がやってきた。路肩によけようとしたところでタイヤが空転し始めたので、積んでおいたスコップで何とか動かそうとしたのだが……車を通せるほど場所を作れない。

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悪戦苦闘した跡。

 

後ろから来ていた車の人に手伝ってもらって20分ほど粘ってみたが、どうにもなりそうにないので結局ふもとまでバックして戻った。

……迷惑をかけて非常に申し訳ない。

 

後から来た車のいくつかは自分の車の体たらくを見て戻ったり、麓まで下りてチェーンを付けたりしていた。

事前に登山計画に「雪が深い場合は道の駅の駐車場に停めていく」と書いておいたので、その通り道の駅まで戻ってそこから登山開始。

計画を取り戻すためにハイペースで進んだが……結局登山口に着いたのは2時間遅れとなっていた。

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最低。

 

……まあ、登山計画には「雪が深い場合はホッケ山で引き返す」と書いておいたし。
そのプランで進めることにした。

 

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雪が深い。

しかしトレースがしっかりあるので、それを頼りにややスピードを出して進む。

休憩もあまり取らなかった。

 

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権現山の最後の急登前で、念のためにアイゼンを付けた。

大半の人はそのままノーアイゼンで進んでいたみたいだけれど、結構な斜度だったのでまあ付けてよかったと思う。

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雪がどんどん深くなる。トレースを外すと股下くらいまで届く。

風は全くと言っていいほどなかった。

 

ここらへんで異様に疲れ始めた。

ペースを保てない。

妙に左足の付け根が痛い。

朝にバタバタしたこと、計画の変更、前半のハイペースなどが原因だったのかもしれない。


細かな小休止を挟みつつ、何とか権現山に到着。

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ご飯を食べて大休憩を取ると気力が無くなりそうだったので少しだけ休憩をとって、ホッケ山に進み始めたのだが……雪が深い。深すぎる。

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トレースはあるのだけれどワカンとスノーシューのトレースのみで、アイゼンを付けたツボ足だと関単に踏み抜いてしまう。

ワカンを持ってくればよかったと後悔した。

 

3~5歩に1回くらいのペースで膝まで沈んで、体力を消耗しつつも何とかホッケ山に到着。

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風がそこそこあるのでここでご飯を食べるのは辛い。

引き返して、林の中でご飯を食べた。

 

この時点で時刻は13時半。

行程の計画的には時間通りになっていた。

お昼を食べて、復路スタート。

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ほぼほぼノンストップで、雪の深さに任せてショートカットなどしながらサクサクと下った。

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今回の反省点:

雪の深さを舐めてた。

ワカンは忘れずに持っていく。

 

下山後他の人の登山録を漁ってみたところ、ホッケ山以降はトレースがまったくなく、誰も蓬莱山にたどり着けなかったらしい。

行かなくてよかった。

 

……次の週末はどうしようかなあ。

そろそろクライミングに復帰しようかしらん。

 

一応復帰を目指して雑な筋トレなどを開始しているのだけれど。

ライミングがない虚しさを感じないようにするために「クライミングを必要としない生活」を構築してしまったので、逆にそこから抜け出すのが億劫になりつつある。

 

まあのんびり考えよう。