コンディションとか
珍しく、というほどでもないけれど同じ岩場を連登は珍しい。
体のあちこちが鈍い感じがするが、一番辛いのは指皮だった。在庫残りわずか。
この日は元々の天気が曇りまたは雨みたいな感じだったのが、かなりマシな内容になっていた。
少し遅めに行ったら青空が広がっていてビビった。暑いじゃん!
しかしそれは昼までで、午後になると雲が出てきて程よい気温に落ち着いた。
最高気温10℃強ならコンディション良し、登れる。
駐車場にはそこそこ車があったけれど、岩場には人が少なかった。10人ほど?
アップとか
とりあえずラ・バンバ 5.11a。
細かいのをガツッと踏むのが好きなので、ステルスC4にリソールした結果なぜかクソ硬いシューズとなってしまったインスティンクトVSRを履いて登ってみた。
意外といい……と、この時は思った。
後になってスメアが全く効かないので使いにくことが判明。ダメだこりゃ。
猿
目標だったバイタルポイント 5.11c/dは終わった。
次の挑戦対象として選んだのは猿(ましら) 5.12a。
十字に走るクラック、下部の傾斜など映えるルートで、人気が高い。
ただ下部のボルダームーブが3級相当と聞いていたのでビビってた。外岩3級って物によってはクソ難しくて登れないやつもある程度のグレードじゃん。
あと、3級って「簡単ではないけれど、難しくもない」という便利な扱いのグレードになっている気がする。これを3級万能説という。
嘘だよ。マジだよ。
別に挑むこと自体は問題がないのだけれど、厄介なのは回収だ。トップアウト出来なかったら残置をするハメになる。
だけれど岩場に登る人がいてくれたので助かった。
心置きなく挑戦開始。
1、2本目
とりあえず十字下部のレイバックめいた右手サイド取りはこなせることがわかった。
それほど強度が強くない。最初から繋げるとちょっと高度が落ちるので厄介だけど、練度を高めればある程度余裕で決まる様になる感じがした。イケるじゃん。
それより問題なのは取った後の左足の送りと左手の出し方。
重心の位置の問題で左足を踏みにくく、左手が出しにくい。個人的な核心はこっちだな。
何度か試したけれど上手く行かず、降りた。
3本目
問題は左足を踏めている感覚がないことで、これは回数を増やして重心を左に動かす、そのためのポジションの修正を行っていけばなんとか踏めた。
上部はかなりガバが多い。
よくわからなかったのは5ピン目まわり。いくつか選択肢があってどの体勢で、どうクリップするかなどに迷った。
でももうちょっと探れば最適なものが見つかりそうな気がする。
あとは各駅停車で慎重に様子見しながら進んだ。基本ガバだ。恐れるに足らず。
……もしかして、これ、イケんじゃね?
後2本くらいでムーブの解決と微修正できるような気がする。4本あればイケそう。
もう1本登ってみようかなと悩んだけれど、結局次で回収してもらった。
クールダウン?
ちょっと時間が余ったので試しに舞姫 5.11a/bをVSRを履いて登ったけれど、ムーブを忘れているわ踏めている感覚はないわ指皮は痛いわでほぼ各駅停車でボロボロになりながら登った。
こういう登りはいかんね。
ハングルーズかラ・バンバやっておけばよかった。
おわり
15時半頃、早めに降りた。
この時期の日没時間は16時45分だけれど、芹谷は名前の通り谷なので16時には暗くなっていく。
17時は真っ暗。
ラーメン屋に行きたかったけれど時間が速いので車内でからあげクン食べたり、コーヒー飲んだりポッキーを食べたり。お腹いっぱい。
ともかく次の狙いは猿で決定だ。上まで抜けれることを確認したので、もう怖いものなし。
チャンスがあればこの冬の間に登ってしまいたい。
しかし。
とうとう最高気温が10℃を切り、雪マークが見えるようになった。
うーん、チャンスあるかなあ?
おしまい。