ムイ

もはやクライミング日記

2025/09/15 天候不順、心身不純@瑞牆3日目

 

2日目

kuramiya2.hatenablog.com

 

起床、出発、またまたカサメリ沢へ

月曜。祝日。敬老の日。

天気予報ではこの日は13時頃から雨予報となっていた。まあ3日目で疲れも来ているので午後から降るくらいならちょうどいい。

ただし、出発時間を前日より30分早めた。6時半起き、7時半出発に。

 

5時半くらいには起きていたので再び二度寝三度寝をして時間を過ごし、6時半前くらいからもう朝飯を食べた。

みんなテキパキと準備を進めたので、7時には宿をチェックアウト。そのタイミングで宿のおばあさんがまたお味噌汁を用意してくれたみたいだったのだけれど、いただくタイミングを逃した。申し訳ないことをした。

 

外は雨がパラついていた。予報にない雨。

おいおい、いい加減にしてくれよ……。

 

この日もカサメリ沢。3日連続で同じエリアに行くとは。

他のエリアにも行ってみたかったけれど、率先して行くには実力不足だ。もっと名張や瑞浪あたりで経験を積んでいかないと厳しいぜ。

 

7時半くらいには不動沢の駐車スペースに到着。この段階ですでに駐車スペースはほぼぼぼ埋まっていた。人気すぎる。

仲間全員に特段目当てがない状態。とりあえずコセロック行って混み具合とかコンディションとか確認するべと向かったらやはり全体的に混んでいる。

 

岩のコンディションはまあマシという程度。

降っていた雨は気づいたら止んでいたが、少し影響が残っているように見えた。

荷物を置いて少し周囲を眺めて、仲間と話をしていたらオランジュ岩のギャラクシアン 5.12aを触りたいという話が出たのでオランジュ岩に行くことになった。

 

ギャラクシアン 5.12a ✕

最初にこれに取り付く予定はなかった。

仲間が先行して触って、自分はアップも兼ねてその右にあるちちくりマンボウ 5.10cを登ろうかとと思っていた。

でも仲間のビレイ中に別の人が取り付いていたので、諦めてギャラクシアンに取り付くことに。下部は簡単めらしいので、そこがアップになるだろうと。

 

先に登った仲間の苦労している具合からすると、自分がトップアウトするには相当時間がかかりそうだと判断。

腕時計のストップウォッチをスタート。45分くらいで区切りをつけると決めて開始。

 

ロワーダウン時、回収時の結び替えポイントまでは簡単っぽいと思っていたのだが、その一つ手前で詰まった。右ヒールで乗り込んで進む部分で、左手のホールドが悪すぎて進めない。そこそこボルトが下なので怖い。

散々悩んだ挙げ句、結局その左手のホールドは使わないほうがいいという事に気づいた。やれやれ。

 

その後の手順構築にも一苦労。一度ビビリが入ると自分の動作や感覚が信用できなくなって、パフォーマンスがガタ落ちする。これなんとかしたいなー。

テンション続きで気づいたら45分あたりになったので降りた。

 

感覚的には、丁寧に手順を作っていけば繋がるような感じがした。

それが時間がかかりそうだけど。敗退。

 

ちちくりマンボウ 5.10c ◯

はるな 5.11cをやってみようと思ったけど仲間がちょうど取り付いていたので、まずは何かを最後まで完登すべく過去に登ったことのあるちちくりマンボウを登ることにした。

 

あんまり覚えていなくて、たしかこのシーケンスこなしたらおしまいだろ?と思ったらあと2ピンくらいあって少しうんざりした。

こんなこと思うの珍しい。多分疲れていたのだと思う。

 

時刻は10時過ぎ。朝方降っていた雨はすっかり止んで今度は日差しが入るようになっていた。

オランジュ岩もこの時間あたりから日が当たる。当然だけど直射日光が当たるとマジで暑い。

 

途中で悩んだり焦ったり無理やりこなした部分もあったけど、とりあえず完登。

進歩の無さを実感する。

 

はるな 5.11c ✕

気づけば時刻は12時頃になっていた。

晴れていた空は再び曇り、妙に冷えた風が通り始めた。どうやら近くで雨が降りつつあるらしい。

朝の天気予報ではそろそろ雨模様になってもおかしくない。

そんな中、☆☆☆評価なはるな 5.11cのトライ開始。

 

出だしのスラブにボルト、古いハンガーなどもまったくなく、結構怖い。際取り付くとしっかりホールドがあるので問題はないのだけれど。

下部は結構簡単。4ピン目あたりから難しくなっていく。ここの手順構築に少し手間取った。そしてその手順が結構面白い。

これをやっている最中にそこそこ大粒の雨が降り始めた。これで濡れまくったら終わりだなと無視してやっていたらその降雨はすぐ収まった。セーフ。

 

5ピン目、右にあるサイドガバから左の遠い水平カチのムーブが難しい。というか遠い。トポに書いてあるリーチのない人泣かせのパートというのはここのことだろう。

先に右足を上げて、右手をやや悪めのサイドに上げて、左手の人差し指だけで凹みを抑えて左足を上げ、水平カチを取りに行く。そしてマッチ。その後が続かない。

距離がパツパツ過ぎて、足が動かせない。右足だけは動かせるけど、そこから展開ができない。フリクションがいい時期ならややぶら下がりながら足を移動することができるのか?

どうにもならず、降りた。敗退。

 

仲間も同じところで詰まって、結局全員解決できず時間切れ。

全員身長が170cm弱なので、特別リーチのある人がいなかったというのもあるかも。

 

☆☆☆評価だけど、個人的には左隣の飛鳥 5.11bのほうがその評価に適しているかなーとか思ったり。こっちが☆くらいかなあ。

でもまあ面白い。リーチ核心部分が何とかなればだけど。

 

海賊の娘 5.10c ✕✕

気づいたら時刻は14時過ぎ。空は晴れたり曇ったり。

いつ雨が降ってもおかしくないのでオランジュ岩から撤収することにした。

 

しかしまだ少し時間があるし、帰りやすく雨が降っても影響の出にくいモツランドの右側を少し登って帰ろう、ということに。

もし混んでいたらそのまま帰ろうと決めていたけれど、モツランドの右側を登っている人は誰もいなかった。

自分は先月来た時に気になっていた海賊の娘 5.10cというのに目をつけて、トライ開始。

 

1ピン目が結構高く、手順が読みにくくて難しい。出だしのフットホールドが湿気っていて滑る。なんとか気合を入れてこなし、中間~上部に突入。そこで詰まった。

あまりインカットしていない、ほんの少し悪めのスローパーが保持れない。

手汗がひどい、というか疲れから体や手が熱くなっており、手と岩の間で湿り気が生まれて落ち着いた保持感が出てこない。

ボルトはそこそこ下。左足を高めに乗り込んでいくけどこれで右手がすっぽ抜けたら制御できない落ち方になる。何度か試したけど自信が出ずテンション。

 

落ち着いてやったら問題がなかった。

このルートは上部は簡単め。下部というか1ピン目周辺が難しい。仲間は滑って落ちて、液体チョークのボトルを踏み抜いたりしていた。

 

他の仲間はもう終了モードだったので、あまり時間を開けずにすぐにトライ。

出だしのフットホールドで滑った。触ってみたら濡れてるレベルで湿気っている。

これが影響してか、最初は踏んでいた右面のスラブを避けて動くような手順になってしまい、落ちた。上部のスローパーも手の滑りがひどくて全然ダメ。

 

疲れると体が熱くなり、保持感が終わってしまうという自分の特徴をいまさら思い知った。敗退。

景気よく完登で終わりたかったのになあ。

 

帰る

不動沢の駐車スペースに戻ってきたのは16時頃。結局本格的に雨に降られることはなく、なんだかんだ登れた気がする。

 

帰りはおなじみのたかねの湯に入り、八ヶ岳牛乳を飲み、ついでにご当地クラフトビールを買った。

 

夕食は駒ヶ根SAにて、ソースカツ丼。

甘いソースが美味い。ソースカツ丼はここのやつが一番好きかも。

 

あとはほんの少し渋滞に引っかかりながらも、23時頃に帰宅した。

 

振り返り

積極性、挑戦性に乏しかったなー。特に5.12台を積極的に狙おうという意識が乏しかった。

まあ現状そういう力がないので、やってもしょうがなかっただろうけど。

 

あと、もっと他のエリアに行っても良かったかな。

せっかくの瑞牆に来ていたのに3日間カサメリ沢だけはもったいなかった気がする。

 

そろそろ花崗岩はお腹いっぱいだ。

実際はこれからがシーズンだろうけど、それよりも石灰岩が登りたいぜ。

 

おしまい。