寒波が抜けた次の日。
よく晴れて無風。最高のコンディションの中、前回は大雪のために途中で下山した綿向山に再度登ってきた。
平日にも関わらず登山口の駐車場は半分近く埋まっていた。
相変わらず人気だなあ。
林道はカチカチに凍った上に、薄く雪が積もっていた。
アイゼンを履くか悩んだけれど、案外滑らないのでそのまま進んだ。
林道を終えて、つづら折りの山道に。
よく踏み固められているけれど、一度溶けて凍った気配がないため歩きやすい。
前日にクライミングジムでしっかり登った上、最近始めた下半身トレーニングの疲れが抜けてなくての足の運びが鈍い。ペースを上げすぎないように気をつけながら進んだ。
白と茶色と緑のコントラストが美しい。
疲れを覚えながらも、前回引き返した五合目に到着。
小屋は空いていた。
下のほうは靄がかかっている。
小屋の中でやや悩んだ後、アイゼンをつけることにした。
どうせ七合目あたりでつけてことになるんだ。快適な環境でつける方がいい……と思ってつけて歩き始めたら明らかに足が重い。
うーん、失敗したかな?
七合目到着。
ここからが急登。
ブナ林を行く。
残念ながら霧氷はなかった。
数年に一度と言われる寒波が来ていたけれど、鈴鹿山脈にはあまり雪を降らせなかったみたいだ。
木々の間から見える鈴鹿の山々が美しい。
山脈の上は澄んで晴れ渡っていた。
無事登頂。
これ以上ない景色が広がっていた。
昼飯。無風なので快適。
少し稜線歩きをしてみることに。看板にビビる。
くぐろうと思ったけれど、ザックを下ろすのが面倒で止めた。
稜線歩きは気持ちいい。
「ふゆびより」を口ずさみながら行く。
(ゆるキャン△はいいアニメだぞ。みんな見ろ。)
ちょっと元気が出てきたのでこのまま竜王山のほうへ抜けて下山しようかと思ったけれど、急登が辛そうなうえ、申請した登山届から外れるので止めた。
すんなり引き返して、下山開始。
つづら折りをショートカットしながら高速で降りていく。
これは……!雪まくりだ!初めてみた気がする。
バームロールみたいで美味そうだ。
アイゼンを外すタイミングをちょっと逃したり、途中でカフェオレを飲んで休憩しながら、無事下山した。
本当に天候に恵まれてよかった。