2月とは思えないような暖かい、風のある日。
岩場の下見的な山歩きをしてきた。
前置き
日曜に外岩ボルダリングの予定が入った前日。
時間が空いているのでちょっと登りたい……できれば久しぶりに外でロープクライミングがしたい……でも皮や体力はあまり消費したくない……。
短時間だけ付き合ってくれそうな人も見つかりそうになかったので、話だけ聞いて行ったことのない岩場の下見に行くことにした。
最近自分の中で沸々と「クラックに入門しようぜ」という声が聞こえてきたこともあったので、近所のクラックルートのある岩場に狙いを定めた。
歩荷トレーニングも兼ねて、ロープやギアなどすべて背負っていくことに。
桐生辻の岩場
以前、金勝アルプスの登山道の茶仏線からアプローチしたことがある。
今回は最もメジャーで距離の短い桐生辻のバス停からアプローチしてみることにした。
ん?
ダメじゃん!林道が立入禁止になってる!
そこら中に「立入禁止」の看板があった。
2008年に凍結されていた大戸川ダムの工事が最近になって再始動した影響だろう。
大鳥居の住民に立ち退いてもらってまでしたのに、ダム計画の凍結。
それから5年後、平成25年台風18号で流域に被害が出たり。
令和に入った最近だと、令和元年東日本台風でダムの有用性が再確認されたり、令和2年7月豪雨で「ダムを作っていれば……」といった意見が出たり。
そういったダム容認の追い風を受けての動きなのだろう。
それでもダム建設反対の声は根強いし、過激な活動家という人種もいる。
そのためにダムの工事現場はいつだって厳戒態勢だ。
……仕方がない。桐生辻線、茶仏線を通って回り込むことにした。
桐生辻線は一部シダ、笹が生い茂っており、ダニの出る時期には通りたくない感じだった。
20分ほどかけて茶仏線の合流に到着。
あれ?桐生辻の入り口にはそんな事書いてなかったのに……。
家に帰ってから確認したところ、桐生辻線は通行止めになっていた。うーん、確認ミス。
金勝山ハイキングコースのご案内 - 一般社団法人栗東市観光協会
茶仏線を20分ほど歩いて、目印のテープのあるところに到着……する前に、真新しい赤いテープに翻弄されたり。
新しい岩場への道かな?と思って探索したけれど、途中で目印を失って結局何も見つからなかった。
なんやかんやあって時間を消費しつつも、無事到着。
順調にアプローチすれば50分くらいだろうか。(しかしこのルートはしばらくは使えない)
ギア各種の詰まったリュックで肩が疲れた。
フィックスロープを張ってソロクライミングをやってもいいかな、と思ったけれど、時間が少し足りない。
せっかくなのでリードの機会に取っておくことにした。
桐生辻線が通行不可となると、桐生キャンプ場からアプローチするしかない。
そうなると最低でも90分はかかる。高低差のあまりない移動がほとんどとはいえ……ちょっとキツいなあ。
次へ向かった。
天神川の岩場
これは分かりやすそうだしアプローチ余裕っぽいな!と思って地図の拡大スクショだけスマホ入れて(電波の入りが悪いところがある)意気揚々と出発した。
新オランダ堰堤の見事さに癒やされたり。
そのまま登山道を進んだけど……なんか違うぞ、これ。
それっぽい脇道に入って急勾配を登り尾根に到着、電波が入ったので改めて確認したら谷筋が一つ違った。
何たる凡ミス。引き返した。
そして今度は無事到着。
また、誰かを誘って来よう。
どこかのタイミングでクラック、トラッド講習も受けないとなあ。