ムイ

もはやクライミング日記

2025/12/28 年末クライミング旅行@備中、長屋坂

 

まえがき

年末年始の休みはどこの岩場に行こう?

そういや最近帝釈ばかりで備中行ってないなあ。

去年の年末年始に備中に行った仲間曰く日の当たるエリアは暖かくて快適らしいし、エリアも豊富だしルートの質も高いし備中行きたいな。よし、備中行こう。

とか考えて、仲間に連絡を入れたのは12月1週目くらいのことだった。

 

宿泊先は早めに押さえておきたい、せめて2週間前には予約を入れておこうと思って仲間からの返事を待っていた。

しかしいつも一緒に行く仲間はアメリカの岩場に行く予定があったり、予定が合わなかったりで自分含めて2人のみとなった。

2人のみなら少し寂しいし間が持たないし1泊2日でもいいかなとか思ったけど、仲間の希望で2泊3日で行くことに決定。まあ別にどちらでもいい。

自分は土曜が仕事ということもあり、日曜の12/28からの予定となった。

 

宿泊先はおなじみのクライマーズハウスくろどり

今調べたけど、杉田商店ってホームページあったんだな。知らなかった。現代的。

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もしかすると2週間前でもすでに埋まってるかも……?と不安だったけれど問題なく空いていた。

 

宿泊先も確保した。あとは勝手知ったるとまでは言わなくてもまあ慣れてる中国地方の岩場なので特に焦ることなく淡々と準備を済ませ、いざ出発。

仲間の車で6時に滋賀南部を出て、名神~新名神~山陽道~賀陽IC、そして高梁市へ。着いたのは9時半くらい。

高梁市へはナビだと必ず山陽自動車道が選択される。中国自動車道を使うより7分ほど早く、20円安いから。

でも中国自動車道のほうが空いてて、変に飛ばす車とか少なくて絶対楽だよな~ということを仲間と話をしていたり。

実際そうだと思う。クルーズコントロールが使える車だと特に。

 

長屋坂へ

この日は早起きしているし到着も遅めなので、日の当たるエリアの中でも最もアプローチの近い長屋坂に行くと決めていた。

一番不安だったのは混み具合。年末の晴れた日とか、絶対激混みだろうし、駐車スペースが空いてなかったらどうしようとか思いながら到着。最も近いところは埋まっていたけれどまだそこそこ空いていた。

お、ラッキーと思い岩場アプローチ。実際に岩場に着いたのは10時過ぎ。

 

車の台数から察せられる通り、そんなに人がいなかった。

この日は10人くらいしかいなかったと思う。あれ?少ないな?

岩場で会った年配の常連らしき人に「人少ないですね」と聞いたら「年々少なくなってきている」とか。でも秋口は人が20人くらいいたとか。

リードジムのオーナー店長からも「年末の備中は人が減ってるみたい」と聞いていたけれど、実際そうらしい。

 

冬場でも登れる立派な岩場がいくつもあるのに……もったいないぜ。3つくらい滋賀に分けて欲しい。

いったいみんなどこに行ってるんだろうか?

あるいは単純にリードクライマーの数が減っているのかしらん。

 

着いたときの気温は8℃。風はなし。薄曇りで寒かった。

でも徐々に日も出て最終的に12℃+10℃でタイツを履いていると暑いくらいになった。

 

プラナン1/10 5.9 ◯

アップで。結構立体的なルートでなんか難しさあるんだよなこれ。一つ間違えると連鎖的にしんどさが増えていくというか。

まあ問題なく完登。

 

登った後でこのルートの名前なんだっけ、そうそう、プラナン1/10だ。

来年頭にタイのクラビにクライミング旅行に行くので、タイムリーだなと思った。これの10倍立体的な動きが続くのか……。

と言っても行くのは主にトンサイビーチとライレイビーチで、プラナンビーチに行く余裕があるかはわからない。

 

黒鳥の交差点 5.11c ✕◯

いきなり5.12台に挑む気はゼロ。というか長屋坂で特にこれ登るぞ!という目当てをそこまでつけていなかった。

なのでとりあえず、人気っぽい黒鳥の交差点 5.11cに取り付いてみることにした。

仲間からは「もう5.11台登ってる場合ちゃいますよ」とか言われる。まあ、はい、そうかもですね。

 

このルート、SNSやブログなどで登ったというのをよく目にする(気がする)し、いつも誰かが取り付いてる(気がする)けれど内容を全く知らなかった。

トポと照らし合わせて、このルートかな?と過去に登ったことのある仲間に聞いたらその右隣だという。そっちはえらく長い。なんかトポの記載と違うな?

実際違っていて、仲間が指し示していたのは吹屋の娘 5.12cだった。おいおいグレードがまるごと違うじゃねーか。★★だけあって長くて面白そうだけれど。

 

しかし改めて見るとどうにも期待してたものと違う。

人気だから長めでいかにもリード!って感じのルートかと思いきや、出だしから強傾斜のボルダーチックにしか見えない。

ホストクラブで優男の美青年が来ると思いきやオラオラ系のニーサンが出てきた感覚。ホストクラブなんて行ったことないが。

まあいい。オラオラ系も楽しいことあるしな。経験上あまりないが。

 

やはりオラオラなボルダーで強度が高く、足が使い込まれて滑りそうで2ピンをクリップするところから早速テンションを掛けた。

3ピン目周りでもハングドッグであれこれ思案。その後は傾斜がなくなり素直なガバも増えて難しくない。

2~3ピン目の間が核心か。自分は先に右手のピンチを取り、左手で薄いサイドカチをデッド気味に取り、そして左手をデッドでガバに送っていた。その後は左のガバに右手マッチしたり。

 

強度高くデッドが多いムーブは苦手なんだよなあ。これ次で決められるか?と挑み、声を出しながらムーブを起こして完登。

まだ薄曇りで寒い時間だったので、中間部の棚にたどり着いた時は手が冷え切っていてしばらくレストして血行を戻したりしていた。

 

★のルートだけれど、個人的には……うーん、面白かったような。

5.11cというグレードの中では比較的登りやすいような気もする。ボルダーの経験があれば特に。

 

カウントダウン 5.12a ✕

仲間が挑んでいたルート。上部の核心部のムーブがイマイチわからないので一緒にやりましょうよと誘われてトライ。

人気が高いっぽいMorisama 5.12a/bとも悩んだけれど、後からやってきた知り合いのクライマーが挑む予定と聞いて、先に取り付いて待たせるのも何だなと思ったという経緯があったりなかったり。

 

下部はガバだけれど微妙にバランスが悪かったりすることがあってちょっと気が抜けない。でも5.10台の感じ。

仲間の困っていた上部にたどり着くが、確かによくわからない。右から攻めるのか左から攻めるのか?どっちにもチョーク跡、踏み跡があって、何をどういう手順で使ってるのか謎。

仲間は右から攻めていたけれど、自分は左の方に少し可能性を感じて試すがあれこれギリギリ過ぎて全然ダメ。

右も試し、それも自分には悪すぎる。左をもう一回試し……といろいろやるが全くわからずトップアウトできず、降りた。

 

仲間はその後右から攻めて無事完登していた。自分にはあのムーブはかなり厳しい。

もう一回やりたいともあまり思わなかったのでドローは回収してもらった。

敗退。

 

いさみ足 5.11b/c ✕✕◯

(写真撮り忘れた)

昔触ったことのあるルート。その時はえらく苦労して登れなかった覚えがある。

ブログを検索してみると4年以上前の話らしい。へー。

kuramiya2.hatenablog.com

 

★★なストライクバック 5.11b/cと悩んだけれど、15時半くらいになり壁の左側には日が当たらなくなっていた。

寒そうなので、壁の右側の方からチョイス……ということで、過去のリベンジをしてみることにした。

 

全体的にツルツル。左へのトラバースは問題ないけれどその最後はバランスが悪い。そしてそこから上がるのもバランスが悪い。アレコレ悩んでテンションしたり、うっかり滑ってテンションしたりしながら手順を作り、なんとか抜けた。

そして最後の抜けも悪い。右手の行き場がなく、左手をガバをしっかり掴むところまで届かせる手順足順の構築が大切。自分はこまめに上げていった。

 

このルート、傾斜がほとんどなく手指はあまり疲れない。時刻は16時過ぎ、仲間はもう今日は登らないと言うので15分ほど休んで日が落ちる直前にトライ開始。

トラバースの終わり、上がるところで手順を間違えてテンション。悔しかったのでロープを抜いて5分だけ休み再トライ。

そして完登した。

 

このルート、★はついてないけれど個人的にはかなり好きだ。

バランスの悪さ悩ましさ、それに対処するためにあれこれ考えるのが楽しい。

 

そして17時前に岩場を後にした。

 

夕食は台湾料理

杉田商店に行ってチェックイン(?)というか宿泊費の支払いをして泊まる部屋を案内してもらい、荷物を置いてしばらくして高梁市へ夕食を食べに行く。

他の仲間がいたら料理を作ろうという話になるのかもだけど、自分たち2人はあんまり料理をしない組なのでその選択肢がなかった。

 

夕食は高梁駅駅前にある台湾料理天福高梁店

仲間はクライミングに行くと妙に中華を食べたがる。

町中華の味に外れはない。無難に美味い。

油淋鶏セットはちょうどいい量だった。

 

クライマーズハウスくろどりにて宿泊

夕食を食べて買い物ついでにコンビニコーヒーを飲んで、クライマーズハウスくろどりに戻った。

くろどりは2025年の頭から場所が変わっている。前は杉田商店の右側の建屋だったのが、左側、杉田さんの実家?になっている。

なぜ移ったのか細かい事情は知らない。聞いておけばよかったかな。

部屋にこたつがあるのがありがたかった。というか、ないと部屋にいるのが厳しいくらい室内が寒かった。たぶん夜は10℃以下になってたと思う。

寝間着の下にタイツを履いて過ごしたりしていた。

 

この日は全室埋まっていて、自分たちの部屋は他の人の部屋を通らないとたどり着けない配置になっていた。でも隣がちょうど知り合いのクライマーの部屋で助かったり。

隣の部屋とは障子やガラス戸で区切られており、声が筒抜けなので夜は注意。

 

暖房器具がもっぱら電力頼りのもので、人が多いこともあり滞在中3回くらいブレーカーが落ちた。特にドライヤーを強で使うと一発で落ちていた。

みんな「まあそうなるよね」と慣れた様子で復旧しに行ったり。

 

お風呂はしっかりお湯が出て、湯船にゆずが浮かんでいたり快適。

 

夜は隣のクライマーの部屋にお邪魔して、軽く酒盛りをしてクライミングの話をしたりして過ごし、少し遅めの23時半に部屋に戻った。

遅くまで起きていて申し訳ない。

 

翌日の天気は全体的に曇り。最高気温の予想は例年に比べて12℃と高めだけれど、朝は8時の段階で1℃の予報。

これはせめて5℃以上になる10時くらいでないと登ってられないな、となると朝食とアプローチ時間を考えたら8時起きとかでいいな。それなら目覚ましのセットもいらないな。と仲間と話をして眠りについた。

 

備中、杉田ロック編に続く。

 

kuramiya2.hatenablog.com