室内ボルダリングを目的に二足目として購入したクライミングシューズ、『スポルティバ ソリューション(ウィメンズモデル)』
この記事はこれを1年間使い続けた感想について書いている。
過去の記事については下記参照。
使いこなすまでに時間がかかる
ダウントゥ特有の強傾斜での引っ掛かりの良さはすぐに理解できた。
でも、それ以外の細かな特長を引き出すのにとてつもなく時間がかかっている。
爪先のエッジ一つとっても、ホールドへの置き方次第で大きく変わる。
このホールドならこの角度が一番いい、この角度は良くない、この角度はよく引っかかるけど動かすのには向いてない……などなど。
ヒールフックなんて履き始めて10ヶ月ぐらいしてようやく「ああ、ちゃんと掛かるんだな」とわかるようになった。
トゥフックは苦手さもあって、シューズ特有の力を引き出せていない気がする。
足裏感覚の機微については、未だ暗中模索といった感じだ。
とにかくいろいろな特長がつめ込まれているだけあって、それらに慣れ、魅力を引き出すのに時間がかかった。
もしかすると、このシューズは不器用な人にはあんまりオススメできないシューズなのかもしれない。
それはともかく不器用でも根気よく付き合えば抜群の威力を発揮してくれることは間違いない。
長時間履き続けるのはやや辛い
最初の写真をもう一度。
改めて見るとところどころ出っ張ってる。
履いていて伸びたのだろう。
今では足先にピッタリとハマるようになって 、履いていて頼もしい感じがある。
それでも長時間は履いていられない。
脱いだり履いたりして4時間も経てば履いている最中に痛いというより、窮屈で嫌になってくる。
長時間のボルダリングはトレーニングにも向いていないし、痛くなる頃が止め時の合図にもなるのでこれに関しては特に不満はない。
摩耗具合について
自分は他の人に比べてクライミングシューズが摩耗しづらい上、個人差も大きいので一概には言えないことが多い。
ただ、自分を含め周りを見ているとベルクロの紐が擦り切れている人がしばしばいる。
ハトメのリングに尖っているところがあるらしく、そこと紐が擦れることで少しずつ千切れていく。
上の写真では擦れて細くなったところを雑にテーピングで補強している。これだけでかなりマシになる。
千切れてしまっても修理に出せば簡単に安く直してもらえるのでそれほど気にすることではないらしい。
次のダウントゥシューズを考えるなら……?
ダウントゥのクライミングシューズについては現状このソリューションで不満はない。
というかまだすべての魅力を引き出せていない感が大きいのでよそ見をしている余裕が無い。
もし完全に壊れてしまったとしたら、たぶん次はスカルパのインスティンクトVSを買うと思う。
試履週間で履いて登った際の履き心地、使い勝手の良さは今でも覚えている。
使っている人も多い……というか多すぎる。
それだけいいクライミングシューズなんだろう。
身近の評判だと、イボルブのシャーマンも良いと聞く。
ただこれは試履であんまり合っていない感じがしたのでスルー。
ただ、ソリューションが今壊れたらすぐに同じものを買うか?、と聞かれたたぶんNOと答えてしまうと思う。
合っている合っていない云々の前に、YESと答えるほどシューズの力が引き出せていないせいだ。
そんなことよりも、フラットシューズを新調したい。