ムイ

もはやクライミング日記

2024/05/18 結構快適、でもワンミス

 

まえがき

書く予定はなかったのだけれど、いつも書いているのに書かないのはどうにも落ち着かないので書いておく。

簡略的に。

 

いつも通り仲間に週末岩の声掛けをしたら、6人ほどメンツが集まった。普段より多い。

最近の流れなら蝙蝠谷なのだけれど、許可証を持っていない仲間がいたり。

ちょっと鳳来の岩場に興味があったのだけれど、暑そうだったりそもそも6人だと1台の車に乗り切れないので諦めて別の岩場を選択することにした。

 

この日は最高気温が25℃越えの夏日。しかし湿度は低く、わずかに風が吹いてヨシ。染み出しも全くなし。

11時を過ぎると岸壁全体が日陰になって快適に。素晴らしい。

 

looooooooooooooong

普段なら別のルートでアップするのだけれど、狙いにしているこのルートの前半部がアップになるだろ……とか思いながら取り付いた。

 

1本目

マスターでやるのは初めて。前登ったときで勘所はわかったからなんとかなるはず。

アップのつもりで取り付くので、途中で降りてくるかも~とか言いながらトライ開始。

 

1ピン目が怖い。そこらにプリクリ棒が置いてあるし、プリクリするか悩んだけれど最初ということでプリクリ無しでスタートした。

脆そうだけれどやや左側から回り込むとマシ。保持感に慣れたらまっすぐ上がっても問題なさそう。

 

トラバース終わりまで比較的余裕。

途中、「これぐらいランナウトするだろ……」とか思って1ピン飛ばしていた。結果的にこれのおかげでクイックドローに余裕ができてよかった。

手持ちのクイックドローでは足りないので、3本ほどアルパインヌンチャクでカバーしている。

 

トラバース終わりの一つの核心についてはかなりムーブが固まって再現性良し。

上部のコルネパートからは各駅停車。ガビガビなガバコルネはチョークを一瞬で奪っていくので辛い。

あと日差しがクライミングシューズの黒いアッパーソールに当たって、足が熱い。あるあるなやつ。

 

最後の核心トラバースのクリップ、これマスターだと掛けるのがマジでシビア。

トラバースの途中で足を張っている状態で手を思い切り伸ばしてやる必要があり、すっぽ抜けそうで怖い。なんとかギリギリこなした。

 

その後は落ち着けば問題ない。落ち着けばだが。

 

うーん。アップのつもりだったけれど、結局最後まで登ってしまったなー。

このルートは核心は最後の左トラバースと、手のヌメりにある。

しかし意外とポジティブな感じで登れたので、可能性が見えた。ただ、暑かったのでつながるかどうか微妙だった。

 

2本目

昼飯を食べて、十分休憩を挟んで開始。

すでに日陰になっていたので、1本目よりコンディションがマシになっていた。

中間部で大レストができるところがある。でもそこはやや壁の中になっており、蒸し暑い空気が滞留していて微妙に辛い。

手を休めるのも大切だけれど、正しくは手を休めることで手の熱を取りたいのだ。その点で休むことでよくなったのか悪くなったのかよくわからなかった。

 

コルネ最上部前あたりでムーブに悩んだ。

左側の悪いところを保持して、わずかにゴリ押しするのだけれどこれが各駅停車ならなんとかなるがヨレはじめた体幹とヌメり始めた手だとキツい。

えー本当にこんなことやってたっけー、もうちょっとマシな方法あるんじゃないのー、でもやっぱりこれだよなーとかやってたらにっちもさっちもいかなくなってテンション。

どうやら右側から回り込む方法もあるらしいと手順を構築仕掛けたが、そっちの場合左に足を持っていくのが難しくなるし手数が多くなるからやめた。

トラバース部とその近くのクリップ動作を確認して、トップアウトして降りた。

 

行けるような、行けないような。

結構指皮を削られるのも辛いぜ。

 

3本目

ガッツリ休んで、栄養剤も飲んでスタート。時刻は16時。

下部もトラバース後の核心もかなり安定……いや、微妙に足位置とか怪しかったが。

長いルートや、夕方のヨレ始めた時間は体のヨレでなく、頭のヨレも気にしなくちゃいかんのだ。

急にムーブを忘れてその修正ができなかったり。実際それが問題になった気がする。

 

中間の大レスト部ではノーハンドレスト出来る体勢まで見つけた。

もう少し左に入って、クソデカサイドガバに右膝をぶち込むような体勢になれば良い。

ただし、左足が疲れる。

2本目のときより幾分か涼しくなってはいたけれど、それでもちょっと暑い。

 

2本目で迷ったコルネ最上部は気合いでこなす。足置きが若干雑になったのを気にながら先にクリップもOK。

核心の左トラバースに入る。送りに使うカチはカチというよりジブみたいな代物で、それをガストン気味に左手で掴むのが大切。普通のカチだと思って持ちに行くと保持感が出ないのだ。

そこから左カンテへの送りムーブがいちばんキッツイ。右足上げてスメアして、勢い出して取りに行く。直で左カンテが取れるみたいなことを仲間から聞いたがそんな感じしない。

で、なんとか取った。足送り、張りもOK。右手を寄せて左手ガバカチ取り……をしたのだけれど、妙に悪い。こんなもんだっけ?ヨレてるからそう感じるだけだろ、止まって悩むとさっきの二の舞、早く動け次は右手……のはずが、明らかに遠くて届かない。

???……なんか違う。

で、気付いた。左手の保持する場所が違う。もう少し左を取ればちゃんとしたガバめいたカチになるはずなのだ。そのせいで足上げとかができていなかった。

左手を持ち直すために右足を下げて、もう一回取り直そうとしたところで滑って落ちた。

 

あー……ポカミス!

悔やまれるトライとなった。

しかしその後の足上げの場所とかが頭から抜けていたので、結局同じ結果になっていたのかもしれない。

頭のヨレの影響かな。

 

帰る

クイックドローを回収して降りたら17時頃になっていた。

もうクールダウンをする時間でもなさそうだし、翌日リードジムに行きませんかと言われていたのでこれで切り上げることにした。

仲間の渾身のトライを見届けて、帰った。

 

帰りの車内でラーメンの話になったけど外食するのも面倒なので家でラーメン。

完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺 | 日清食品グループ

 

こいつ美味い。箱買いした。

完全メシというが意外と油が多いのか何なのか、この間食べたら腹を下した。

俺の胃腸は完全メシに負ける。弱い。

 

looooooooooongなルートは早めにリベンジしたい。

しかし仲間の熱意としては蝙蝠谷が強い感じだろうか。行き先が悩ましいね。

 

おしまい