ムイ

もはやクライミング日記

2023/10/14 しんどい@椿岩

 

まえがき

日曜、というか土曜の夕方から雨。

椿岩か芹谷屏風岩行きたいですーと仲間に連絡を入れたら椿岩行きたい人と芹谷行きたい人で希望がわかれた。

ううーん。どっちに行くか。最高気温は21℃くらいなので、晴れたら芹谷はまだ暑いだろう。でもリボルト後に行っていないので久しぶりに行きたい。

ただ、先週椿岩にあるシザーハンズ 5.12a/bのムーブ解析が概ね終わったところだし、それを狙うのも捨てがたい。

どっちに行くか悩むがシザーハンズのムーブのことしか思い浮かばなかったので椿岩に行くことにした。

 

前日は映画を見に行ったり。

ガールズ&パンツァー最終章 公式サイト

時間を間違えてレイトショーを見る羽目になったり、そのせいで家に帰ったのが0時前。

そのままダラダラと家事などしてスマホをいじってたら3時になっていた。

あのさあ……。

 

それはいいとして(よくはないが)、最近追い詰めてしかしまだ登れないルートがジムでも岩でも増えてきて息苦しい。

あーまた今日もあれやるのかよーつれーわーみたいなのが続いてて楽しみがない。

本来は楽しむためにクライミングやってるはずなのに。

そのせいでモチベーションが下がり気味。

なので普段平日2日行ってるジムを1日サボったりした。

まあそういうこともある。にんげんだもの

 

コンディションとか

岸壁はよく乾いていたけれど若干湿度が高い。風もほとんどなかった。

日が差すことがなくずっと曇っていて、ソフトシェルを羽織ってずっとジッとしていると寒さを感じるくらいだった。

 

先週は岩場に15人くらいだったので、今日も同じくらいかなーとか思ってたらどんどん人がやって来て、一時は30人くらいが岩場にいたと思われる。

自分の知ってる中では過去最高の大入り。

その割にしっかりと登れたような。

 

アップにモンキージャスティス 5.10b

いつもの。ええルートや。

 

シザーハンズ 5.12a/b

本題。

核心になると思われるようなムーブの処理はすべて解決済み。

あとは小核心みたいな物をつめていく+繋いだときの問題点や負荷を確認していく必要があるので、たぶん1日これで終わるだろうと思ってた。

 

1本目

構築したムーブの確認。1~2ピン目の左ハイアンダーのフットホールドの選択やムーブを修正。確実なものにした。

最初は死ぬほど苦労した1ピン目のムーブももはや百発百中。百回もやってないが。

2~3ピン目の左から巻くムーブは怖いが慣れるとそれほどでもないし負荷が高いわけでもない。

4ピン目へ向かうあたりのなるい左アンダーホールドを使うパートも同じく。

個人的にキツイは上部のガバゾーン上がるところだった。

足があんまりなく、手が微妙に良いので足をおろそかにしてゴリ押ししてしまう。

色々探したのだけれど右足をおかしいぐらい上げて踏むというムーブしか自分にはなかった。

最上部は慣れると距離出しに問題がなくなった。

 

……全体的に、それほど負荷が高くないぞ?

あれ、もしかして行けるんじゃね?

ウッソだろオイそんな覚悟まだ決めてないぞ。

 

2本目

思った以上にサクサクスイスイ進み、嫌だなあと思ってた4ピン目の上部ガバ突入で無理やり置いた足を滑らせた。

1テン。

ムーブを探るが結局同じムーブに行き着く。辛いっす。

 

でもこれはもう完登できる状態だな!と万全を期すためにご飯を食べたり長期レストを挟んだ。

 

3本目

ルートが混んでたり、ビレイもせず待っていたせいで体が冷えた。

そして「全力を出せるのはおそらくこのトライまで!」と気負ったせいか焦りで3~4ピン目で足運びを一つサボって足を滑らせて落ちた。1テン。

あーあ。

登れただろう……と思える感じがあったけど、こういうミスが出るところが完登まで足りないものを示している気がする。

見た目や感覚の完成度と異なり、登れば確実にどこかで破綻するのだ。

芹谷の猿 5.12aでもあったなーこういうの。

 

反省と改善!

登る前は率先的にビレイをして体を温める。タイミングがなければアプローチを歩く。

 

4本目

ダメ元、あわよくばと取り付くが……このルートの本質的な特徴に改めて気づいた。

このシザーハンズ、カチカチフェース系ルートとか言いまくってたけど全然違った。

これはやたらと体幹を駆使するルートだ。

というのも悪いアンダーで重心移動して立ち上がったり、持ち感の悪いホールドを体幹を使って保持したりなどのムーブが多いのだ。

そのせいで3本目を終わってビレイ中にすでに背中がヨレていた。

指や前腕はそれほどでもないのに。

 

ルート内には地味に精度を要求される部分があり、ヨレてくると破綻しやすくなる。

つまりヨレてる自分は格好の餌食である。

 

各ムーブはこなれすぎて、妙な欲が出る(足を飛ばしたり、変なところ使ってみたり)ようになってしまい凡ミス。

ムーブ確認とドロー回収だけで終わった。

 

結局完登ならず。次回に持ち越し。

ああ、気が重い。

 

最後にマタマタ 5.10c

保持力はあるのに、体幹がヨレすぎてて体を大きく動かせない。

最上部でテンションしまくってなんとか抜けた。

ちょうど登り終わった頃、16時半あたりから雨がポツポツ降り始めた。

間に合ってヨシ!登れてないのにヨシじゃないが。

 

振り返り

次はもう完成度が低いとかの言い訳が効かない状態。

狙うしかないし、狙いを外せば後悔する状態。

ああー、しんどいぜ。

 

早く登って次に進みたい。

 

おしまい