ムイ

もはやクライミング日記

2021/05/29 爽快@椿岩

梅雨に突入して、一段落したような晴れの日。風が強めで湿度も低め。

椿岩で外岩リードクライミングを楽しんできた。

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前置き

早々と梅雨に突入し、連日続く大雨と雨予報の連続には絶望的な気持ちになったけれど。

早くも天気予報が改善し、晴れの週末が訪れた。

とは言っても2日前の木曜日には大雨が降ったので、芹谷屏風岩などは染み出しと暑さで辛そう。

そして、一緒に行ってくれそうな人も見当たらなさそうだった。

しばらく悩んだ後、ロープクライミング仲間数人に連絡を取ったところ椿岩に行くという。

それに便乗させてもらうことにした。

 

9時前に小岐須渓谷キャンプ場に到着。

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駐車場はほぼほぼ埋まりかけだった。

岩場には自分たちを含めて4パーティー、10人強くらい?

基本的に空いていて好きなところを好きな時に登れた。

 

岩のコンディションはそれほど悪くなかった。

ケイブマン 5.11b/cあたりは染み出しがひどかったけれど、それ以外は問題なさそうだった。

 

この季節の椿岩といえばヤマビルだけれども、同行者が1匹見つけただけでそれ以外は全く見かけなかった。

 

椿岩は岸壁が北面なので午後になると全面影になる。

その上風がよく吹いて爽快な一日となった。

 

棠記飯店 5.10b ○

アップでなにか登ろうと思ったものの、岸壁の右にある一番簡単なルートはすでに取り付いていたので、左端のものを使うことにした。

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トンキーハンテン。このルート確か触ったことがある。でも完登していたかどうか記憶が曖昧。

kuramiya2.hatenablog.com

ブログを見直したら、1回トップアウトしただけで登れてなかった。

 

2ピン目周辺の手、足が微妙に悪いのが嫌だ。

途中で「これミスったら結構嫌な落ち方するな……」と思いつつも力を込めて解決。

体も起きていなかったけれど、恐怖心も起きていなかったらしい。

その後はサクサク。完登。

しかし、こいつはアップに選ぶべきルートじゃないな……。

アップとしては下部が辛いルートよりも上部が辛いルートのほうが良い。

 

いい感じ 5.11a ×○

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前回訪問時、絶対登れると思った矢先に雨で敗退したルート。

kuramiya2.hatenablog.com

 

今回の主目的は、このルートのリベンジだった。

ムーブはまだ覚えている。サクッと終わらせるぞ!と挑んだら……1ピン目前で大苦戦。

体がうまく上がらない。

プリクリップをオススメされるが、前回はそんなことセずにできたのだ。意地でやりきった。

上部は日が当たって暑い。ヌメる。

結局、前回と同じ核心部でテンションしてしまった。

スラブで位置の悪いところに右足を上げて、クロスで右手を出すムーブで解決していたはずなのだけれど、これが上手く足が置けない。

色々悩んだ結果、足を入れ替えればあっさりクロスが決まることが判明。なーんだ。

自分で最適解を見つけられたのは嬉しかったけれど、それに時間がかかったのは反省点。

少し休憩を入れて、再挑戦。

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出だしはめちゃくちゃ安定するようになった。

というかさっさと立ち上がってしまうのでそのまま2ピン目にかけてしまう始末。

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核心も核心ではなくなった。

そのまま問題なく完登。

とりあえず今日の目的は達成できたので一安心。

 

メイストーム 5.11b ○

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同行者が挑戦するというので、それに便乗させてもらった。

基本右側を通れば楽なのだけれど、どれくらいそれを限定するのか悩ましい。

とりあえずピンに手が届く範囲で処理した。

 

なんというか、あっさり登れた。フラッシュ。

しかしルート取りに納得がいかない気もする。

また今度詳しい人に聞いて、余裕があればもう一度挑んでみたい。

 

アトランタ 5.11a ×○

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下から見るとどのホールドも足場も外傾しているように見えて、ひどく悪そうだった。

しかも1~2ピン目周辺がそれなのが嫌だ。

しかし実際取り付いてみたら案外しっかり踏める場所が多くて安心できた。

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終了点手前のピンからガバが遠く、悩んでるうちにパンプしてどうにもならなくなりテンション。

結構長めのハングドッグで休憩しつつムーブを探った。

右足が滑る!とか思ってたけど杞憂で、実際踏めば全然問題なかった。

自分が信じれないムーブはできない。登攀力が信じる力に依存しているのはまだまだ未熟な証拠だと思ったり。

 

20分ほど休憩を入れて、栄養剤も飲んで再挑戦。

作ったムーブをどれも上手く再現できて、特に戸惑うこと無く完登できた。

 

マタ・マタ 5.10c ×

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これも触ったことがあるけど、登れたのか登れてないのか……。

確認したら、登れてなかった。

とりあえずクールダウンがてらに登ってみることにした。

 

1ピン目が微妙に遠くて足も顕著なものがないのが嫌らしい。

しかし元々は5.9のルートだ。

ホールド欠損+リボルトの影響でグレードアップした影響箇所は終了点間際のはず。

 

最後、ポケット取りで距離が出ず、パンプしてテンション。

落ち着いて、右足が離れる勢いで手を出せば届くことが判明。

そしてその後は手の行き場がなくてもう一度テンション。

結局あんまり良くないポケットをクロスマッチして解決した。

 

うーん……悪い締め方だ。

次来たらリベンジしておきたい。

 

少し登り足りなかったけれど、全員撤収ムードだったので撤収することにした。

 

振り返り

梅雨真っ最中とは思えないコンディションで、爽快なクライミングを楽しむことができた。

むしろ、気温が上がりきっていない今はまだシーズン……?

また行きたい。