まえがき
11/11と言えば、ポッキーの日らしい。でもポッキーを買うのを忘れた。
金曜日は大雨。最近このパターンが非常に多い。
椿岩に行きたいのだけれど、前日が大雨だと染み出しが辛いので行く足が鈍る。その上、今の仲間の中では椿岩に行きたいという人が少ない。さらに一緒にシザーハンズ 5.12a/bをやっていた人がRPしてしまい、ますます行くチャンスがなくなってきた。
これ、この秋冬シーズンに行けるのかな……?感覚を忘れてそうである。
それはともかく、雨となったら芹谷屏風岩しかない。
とりあえず行くべ。
今のクライミングの調子はすこぶるよろしくない。
リードジムにあった、数ヶ月挑戦していた5.11d/12aのルートは完登できぬままホールド替えで消えた。
何度やっても止まるので悪いイメージが付いてしまった感じある。完登できるイメージが全く湧いてこなかった。
完登できるイメージがない、というのは完登する気がない、というのに非常に近い。
最近こういうイメージしか脳内にしかなくてうんざりする。
モチベーションが落ちてる。それを認めざるを得ない。
それでも岩に行くのはなんでなんだろうな?
コンディションとか
大雨とか関係ない。唯一ラ・バンバの象鼻がびっちょりと濡れていたけれどそれだけ。
それ以外はノーダメージ。
金曜日の雨から強い寒波が入り込んでいて、全国的に冷え込み気温が5~10℃ほど下がっていた。この日からグッと季節が進むらしい。
それを覚悟してちょっと厚着で行ったり、ダウンやカイロをリュックに入れて行ったのだけれど。
暖かい。おかしいな。平地の最高気温は14℃の予報とかのはずだったのだけれど。岩場のほうが暖かいぞ?
結構天気がよく、日が当たるところは少し熱いくらいだった。
ちょっと手が滑った。しかしよく乾燥した日だった。
ゴーアウェイ 5.10bで懸垂敗退の練習
少し前のTwitterのタイムラインでスリングをハンガーにかけて、残置無しで降りるという敗退方法、懸垂敗退というものが紹介されていたのでこれを改めてジムで教わり、実践してみた。
途中手順が不安になってやり直したり。
しかし無事に降りることができた。ロープもスリングも引っかかることなく、回収できた。これはなかなか便利かも。
……あのさあ。こういう敗退のための小技とか覚えるのより登ることを意識したほうがいいよ。
モチベーションが下がっていることを如実に示すエピソードになった気がする。
アップに舞姫 5.11a/b
ところどころぎこちないけれど、登れた。
もっと楽に登りたい。
ファイナル・カウントダウン 5.11c
デッドラインに取り付こうと思ったのだけれど、先客が真面目に取り組んでいたので、やめた。
不真面目なクライマーが混ざるべきじゃない。
というわけで、仲間が「面白い」と言いつつも自分は疑っていたファイナル・カウントダウン 5.11cに取り付いてみることにした。
(写真を取り忘れた)
数週間のブログで自分はこんな風に書いている。
ファイナル・カウントダウンはあまり人気のないルートだけれど、最近登った仲間曰くかなり面白いルートらしい。ふーん。
正直なところ半信半疑である。それあれでしょ、登れる人が「これはこれで味があって面白い」とかいうやつでしょ。騙されんぞ。
人気のあるルートは人気が出る理由があるし、それと同じく人気のないルートには人気のない理由があるはずなのだ。
(たぶんだけど、これは100岩に「リーチのない人はランジから始まる」とか書いてあるせいだと思う。仲間曰くランジとかほぼいらないとか。トポは罪深い)
まあここらへんの真実はいずれ自分で確かめたいと思う。
騙されんぞ……この予感は、当たりだった。
出だしが遠い!本当に遠い!リーチがないと本当に辛い。トポの「ランジから始まる」というのも納得。
登った仲間は170cm超えでランジなしギリギリだったらしい。自分は168cmでランジ無しで超パツパツ。初手のガバ、といってもそれほど快適でもないガバのギリギリしか掴めず、体を上げられない。
何度かやって、最後はランジを試したら指が裂けて穴がいくつか空いた。
嫌になって敗退。
こいつは封印する。
ボルダー力高めないとダメだわ。
デッドライン 5.12c
戻ったらデッドラインが空いていたので、取り付くことにした。
今回はマスターで。どのルートも、やはりすべてのハンガーに自分でドローを掛けられなきゃ話にならんよな。
1本目
先週大苦戦した1~2ピン目はそれほど苦労をしなかった。コツものなのかもしれない。
4ピン目以降あたりから各駅停車。5ピン目周辺がフットホールドがなくて嫌過ぎる。
全然足を踏めていない。踏み感も保持感もありとあらゆる行動の自信がなく、手汗が出て、体が強張り動かなくなる。
嫌になってくる。
7ピン目まで掛けて、その次の棚が遠いし足が悪いしで諦めて降りた。
2本目
5ピン目あたりで苦戦すると時間が無駄に過ぎ去りそうなので、トップロープな状態で開始。
7ピン目より少し上に行った。ここからが核心だとか。
そのムーブが嫌すぎて2回ほど試して気力が尽きた。もうやりたくない。
降りた。
結局進んだのは3~4手くらいか?
下山。
終了。
死ぃ~。
帰る、振り返り
何もかもが嫌になったのでマクドにでも寄って帰るか(マクドは癒やし。当たり前だろ?)と向かったらドライブスルーがめちゃんこ混雑していたので素直に家に帰った。
業務スーパーの冷凍小籠包とか冷凍キムチチヂミとかレンチンして食べた。
それにしてもいろいろ酷い。
自信がないので登れず、登れないので自信がなくなるの悪循環。
……自信がないというのは「これくらいやれるはず」という過信からの失望が根っこにあるのかもしれない。
もっと素直に認めるべきだ。弱いと。
その通りである。
弱っている状態でRPグレードに取り付くと全く歯が立たず楽しくない。楽しくないとモチベーションが下がる。
登れるレベルからやり直したほうが良いのかもしれない。
おしまい