指の痛みが問題ないくらいに収まって復帰1週目。
天気予報が徐々に悪化する中、フクベボルダーに外岩ボルダリングを楽しんで(?)きた。
誘ってもらったときは何も考えずに「行きたい」と答えたものの、一晩経った後「行ってもこの状態じゃ何も登れないな……」と思って断わろうかと考えた。
でももう一晩経ったら「課題はいろいろあるんだから登れるやつから登ればいいじゃん」と前向きになっていた。
そもそも断るとか考えるほうがおかしいと思うくらいに。
オールラウンダー廻はいい漫画だからみんな読め。
せっかく気持ちが定まったのに、天気が悪化。
平日の天気予報では晴れ時々曇りだったのが、前日には曇り時々雨、降水確率70%まで高まっていた。
でも降水量は1mmほどなのでまあパラパラ降るくらいで登れるだろうと出発。
途中の高速で雨に降られたりしながらも、7時頃に到着。
現地ではまだ降っておらず、雨の予報のためか誰もいなかった。
上流エリアの枕岩に到着。参加メンバーの目当ては前週にあと少しで完登しそこねた枕 初段。
自分は同じスタートで真上に抜ける5級の課題に挑戦する。名前はないっぽい。
……ムーブが全然わからん。スタートが切れない。枕と同じにムーブをするには強度が高すぎるし無駄が多すぎる。
ブツブツ言いながらオブザベとトライを試行錯誤していたら、雨がぱらつき始めた。
雨雲レーダーには表示されていない雨。場所が谷間故に雨雲が入り込みやすいのかもしれない。
徐々に雨の勢いが強くなったので岩陰にマットを引き入れて一時中断。
予報では10時頃から本降りになるとあったので、それまでには撤収しないといけないなどと話をしていたら雨の勢いがかなりおさまっていき、そして止んだ。
このチャンスを逃す訳にはいかないと各自果敢にトライを重ねる。
自分もようやくスタート周りのムーブが見つかったので勇んでトライを重ね、そして激しく滑って落下した。
スポットに助けられたり、何度かマット外まで転がったり。あちこち打撲と出血。
滑るのはクライミングシューズのソールが濡れきっているのが一因だった。
落下を制御できてなかったりと、そういう基本的なポイントを大切にできていない。どうにも感覚が戻っていないっぽい。
結局、しばらくしたら雨が本降りとなり。
誰も成果がなく、慌てて撤収作業を行ってほうほうの体で帰った。
異様にお腹が減ったので帰りに養老のSAで豚丼ときしめんを食べるも、途中で豚の脂を体が受け付けず食べ残す。
完登できないどころか完食もできないとは。なんなの……。気分が沈む。
家に帰って濡れ汚れたマットを干して、一休憩。
ちょっと悩んだ後、他の仲間同様にホームジムに行って登ることに。
ジムでは力が戻ってきていることを示すような成果がそこそこあり、満足感を得て帰れた。
……早く本格的に岩が登りたいなあ。