晴れ。最高のコンディション。
前置き
外岩ボルダリングに行くのは超久しぶりだった。ほぼ1年ぶりくらい。
去年の春は新型コロナウイルスでの自粛だったり、リードにハマっていたり。
夏から冬にかけては体の故障でクライミング自体ができていなかった。
んで、最近新型コロナウイルスが発症したり、何度目かのリハビリをやり直しを行っていたり。
近所でやっているクライミングが難しすぎたり、どうにも自分の性に合っていないのではないかと思ったり。
クライミングに対するモチベーションが落ちている。
誘われて行くのを決心したのは、自分のクライミングに対するモチベーションを確認するためでもあった。
まあこれでまともに登れないし登る気も起きなかったら今後を考えよう、とか思ってた。
そんな気持ちで遅めに布団に入ったせいか(睡眠時間3時間)、二度寝して寝坊しかけた。
でも間に合ったのでセーフ。
恵那市の天気予報では放射冷却が起きて朝は寒く、昼は20℃半ばまで上がるという。暑い。
寒いのは苦手なので厚着していったけれど、ちょうどよかった。
主に大岩ごけエリア、電波塔エリアにいたけれど日陰だと気温は12~15℃を常に保っており、登るには最高のコンディションだった。
つまり環境は言い訳にできない。
レッドケイブ 2級 ◯
まずはアップということでチョイスされた岩というか課題。
久しぶりな自分のためにこれを選んでくれたらしい。これは完全に接待クライミング。
スタートが気持ち悪い。どう持ってどの足で出るか、んで、どっちの手を出すか悩ましい。
どうせ一手目がガバなのでマッチを覚悟して順手で保持して左手を出した。足が切れるけれどまあ取れる。
後半も程よい感じのガバ、ガバ目なホールドが続き、気持ち良く登れた。
これに時間がかかったらどうしようと思ってた。
まあとりあえずボウズは避けられたのでヨシ。
ぐんぐんグルト 初段 ❌
ゲンタシンの岩というか課題の真向かいにある岩の課題。
トポに載っていない。最近のトポだと載っているのかしらん。
仲間がリベンジをしたいということで付き合った。
いくつも選択肢のある足を選んで進めていく、ムーブ構築の面白い課題だった。
ただ、どでかいアンダーをマッチする方法が思いつかない。
右手首が痛いし。
過去にトライした仲間の動画を参考にムーブを試してみるも……あ、辛えわこれ。
手首の負荷を殺すために肘をしっかりと曲げつつ体を押し上げたり、ちゃんと体を壁に入れたりと体幹もテクも要求される。
厳しい。
まあやれるだけやってみたけれど登れる気はしなかった。
リベンジを目論んでいた仲間もなぜか全くムーブが再現できず、揃って敗退した。
ダイヤモンド 初段 ❌
「これはぜひ登ってほしい」ということで案内された課題。
それほど難しくなく、やりごたえのある初段だとか。
高い。
中間部はホールドがしっかりとつながっていて面白そうだけど、スタート周りが辛い。
仲間はすでに登攀終了な感じで、見守られながら3時間くらいこれに取り組んだ。
気にかけてくれるのはありがたいけれど……ちょっとやりにくい。というか心苦しい。
自分もだけど、仲間もトライする課題の数やトライの頻度が落ちてる感じ。
体力不足か、歳か。それとも賢さか。
中間部は爽快感があって良い。ムーブも一工夫で進んで面白い。
特徴的なダイヤモンドのガバホールド以降は蜘蛛の巣が張っており、怖くて降りた。
ムーブを教わったけれど結局できていない。
というか、下部ができない。
フットホールドがない上に最後は悪いホールドに乗り込んで遠いカチを掴みにいく。
このセクションの再現性が極めて悪い。
不器用さ、柔軟性不足ここに極まれり。
もうちょっと柔らかめなシューズを持っていけばよかったかなと思ったけど、これは言い訳だな。
指皮も削れていって、指も疲れてやる気が無くなっていった。
最後に先に足を飛ばすというムーブを教わって試すも、これもそれほど再現性が良くない。
結局繋がらず。敗退。
というか、意地でも完登するって意欲が乏しかったな。
モチベーションの低さが出た感じがした。
まあ面白かったけれど。
しばらくはこんな調子でのクライミングが続きそうだ。