ムイ

もはやクライミング日記

2020/02/15 ズダボロ@恵那笠置山

元々雨の予報が、2月半ばとは思えないほど気温が上がり晴れる予報に変わった……はずの日。

恵那笠置山で外岩ボルダリングを楽しんで……無力感に苛まれてきた。

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週半ばから週末まで、雨時々曇りが続く予報が気づいたら土曜が晴れの予報に切り替わっていた。

外岩のお誘いがかかり、もちろんOKの返事を返した。気温は先週よりも5~10℃以上高いとの予報だったので、タイツなど履かず、比較的薄着で岩場に向かった。

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これが失敗だった。

晴れるとの予報は裏切られ、薄曇りがずっと続き、日差しも入らない。気温は6~8℃あたりをウロウロ。寒い。寒波が来ていたときより寒い。

 

左手薬指がパキってから、25日経過。

この週からは室内でのクライミングにも復帰した。まずはリードから。

保持の持久力が落ちていることに気付かされる。5.10台のルートを10本ほど登ったくらいで背筋が筋肉痛になったの驚いた。

最近の学説によると筋肉は寝たきりでも3~4週間は落ちないらしいけれど、本当なのかしらん。そもそも筋繊維が減らないことと、久しぶりの出力で筋繊維が傷まないことは別の問題なのか。

 

まだ無理は禁物。「何を登りたい!」と希望を出せる状態じゃないので、仲間の希望の大岩ごけエリアのイルガ岩についていった。

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先週はゴールデンルーフ 初段が惜しい感じだったので、今回もワンチャンあるかも?くらいだと嬉しいなと期待しつつ、イルカ 1級に挑戦開始。

 

左手に痛みが走らないことを気にしながら何度も落ちては確認し、ムーブをパクり組み立てていく。

気にかけるところが多く、ムーブやスタンスの選択肢も多め。人気課題なのもわかる気がした。

前回は久しぶりのボルダリングだったので極力トライ回数を減らすことを意識していたけれど、今回は全快状態のよりちょっと少ないくらいでトライを重ねた。

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…。

……。

うん……これは、体力云々関係なく、クライミングが下手くそすぎるのが問題だな……。

自分の絶望的な不器用さと経験を重ねても身についていないものの多さに嫌気が差した。敗退。

 

気晴らしに隣りにあるイルンカ 7級を登ったりした。

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これでも微妙に必死になった。情けなさすぎる。

 

移動。ナイフのようなカンテ 初段へ。

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みんなが勇んでトライを始める中、自分はお昼を食べた。心が折れ気味だったのだ。

食べたあとに触ってみたけれど、可能性がほとんど見えない感じがしたので速攻で敗退。

 

一人、少し下にあるウォールフラワの岩に移動して遊ぶことにした。

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まずは簡単な7級から……え、なんかホールド遠い……使えそうだけど汚れてるホールドがあったり、スタンスの選択肢が多かったり。

気持ちが折れたためか頭の回りが鈍く、判断力がガタ落ち。左手の酷使を極端に怖がってしまい何もできなくなった。

かなりの時間を無駄にしたあと、何とか完登。

 

ひどい体たらくだ。数年ぶりに「もう登るの嫌だ」と思ったくらいだった。

まあ、それでも中毒のように岩を触るんですけどね。

 

ようやくこの岩の看板課題、ウォールフラワ 3級に挑戦開始。

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後半の核心部をバラしにかかる。チョーク跡が多く、スタンスの選択肢も多く、迷う。

かなり時間を掛けて何とか解決。

そして繋ぐ頃には完全にヨレきっていた。ホールドを持った途端、次のムーブで耐えられないことを悟り静かに降りる。そんなトライが最後まで続き、最後の最後は左手が攣りかけて敗退。

帰りの車の中でポテトチップスの袋を開けた勢いで左手が完全に攣った。

 

はー……。(スーパーウルトラクソでかため息)

 

今回はポジティブシンキングに紐付ける要素すら一切ないボルダリングだったな……。

しばらく仲間の外岩についていくのをやめようかと悩むわ……。