ムイ

もはやクライミング日記

2019/06/22 梅雨の楽しみ@フクベボルダー

梅雨真っ盛り。曇り時々雨。夏至

フクベボルダーで外岩ボルダリングを楽しんできた。

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週末の天気は二日とも雨時々曇り予報だったのが、徐々に曇りの予報に変化。

これは前回の雪辱を果たしに行けるな!と期待しながら週末を待ちわびていたところ、いつもの外岩仲間からフクベボルダーへのお誘いがかかった。

大きな岩場に行く機会を逃してはならぬ。二つ返事で参加を回答した。

 

事前準備よし、寝る前のストレッチよし、夜更かしもそれほどなく就寝。

……起床!よく寝れた。良い一日になりそうだなー……と時計を見たら集合時間を過ぎていた。

寝過ぎだよ!寝坊かよ!やっちまったZE!

しかし前日準備はバッチリだ!すぐ追いつくぞ!あっ、でも洗濯してたんだった。干さないと生乾きになって臭さMAXになる上、着るものなくなる!うおぉー!

などとバタバタしながら出発。遅れて最終集合場所に到着した。

 

岩場に近づくと、山が濃密なもやに包まれているのが見えた。

アスファルトも濡れている。アプローチルートの山道も足が滑るほどに水気で満たされていた。

これはヤバイんじゃないか……と言い合いながら、雨に強いと聞いていた下流エリアのマッスル岩に到着。

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主要なホールドは湿気っていたが、概ね問題なかった。

気温は20℃前後と低めで涼しいのは嬉しいけれど、湿度が異常に高い。温湿度計はじわじわ上がり、99%を表示、以降ほとんど値が落ちなかった。

 

まずはみんなが触る夏の日 初段+に挑戦。

こんなコンディションだし、強度高いみたいだし、完登なんて考えず触って様子を見るぞーとベタベタ触りまくりムーブ探したり、仲間のムーブをパクったり、パート練習をしながら過ごした。

名課題と言われるだけあって、触っているだけでも気持ちいい、楽しい課題だった。

当然のように敗退。

 

曇り時々晴れの予報とは異なり、時折雨が降り樹冠でパラパラと音を立てる。

しかし、雨粒はほとんどマッスル岩には降り注がなかった。背の高い広葉樹が岩を覆っているおかげらしい。少しの雨なら大丈夫という話に納得。

 

次。「せっかくの夏至なんだから夏至 三段やらないと」という仲間のマットの移動に合わせて、過去に登ったことのある燃える上腕二頭筋 2級の再登を図る。

ほとんど忘れつつも、過去の感覚に引っ張られて大苦戦。

これ登れなかったら2年前より弱くなってるってことだよ!ヤバイ!などと焦りがムーブを雑にしていく。

ちょっと落ち着いたら、問題なく登れた。

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一安心……というより不甲斐なさで胸がいっぱいだった。

 

その後、仲間の動画撮影にかぶる意図せぬ迷惑行為を働くなどして。

最後、燃える上腕二頭筋のSD課題である咆える上腕三頭筋 1級を触ってみるも、スタートホールドが濡れすぎていてまともにスタートできず。敗退。

 

雨が止んだタイミングを見計らって移動。

仲間の狙いは朽木 初段

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自分にとっては苦手意識のある課題で、あまり気が進まない。

しかし苦手ムーブを避けては通れないよなーと重い腰を上げて参戦開始。とりあえずバラしにかかる。

……あれ?前は全然届かなかった右手ポケットが楽に届くぞ?

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何が原因で劇的に変化したのか、自分でもよくわからない。まあいいか。

ポケットには届くものの、止めに苦労する。何度も繰り返して、ようやく止まった。

その後の左手のポケットの湿気り具合に何度か落ちつつ、とりあえずリップ取りまでバラすことに成功。上部のマントルは……濡れすぎ!

まあ汚れるのを気にせず行ったら行けるだろと繋ぎにかかる。しかし一手目取りが安定しない。繋ぐと右ポケット取りがうまくいかない。

何度かやっていくうちに指がヨレていく……。

 

すでに朽木 初段を完登済みの仲間が隣でザワ 初段に挑んでおり、ムーブを少しずつ改善して1cmずつランジ距離を伸ばしていた。

あまりにも楽しそうに挑んでいるので参戦。

「ランジ課題とか苦手なんだよな……」などと言いつつ飛んでみる。多分クソ雑魚飛距離かな?と思ったら予想以上に距離が出た。

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もう少し打ち込んでいけばさらに距離が出そうな予感がした。

 

しかし、結局朽木 初段ザワ 初段も完登ならず、敗退となった。

 

水気あふれる梅雨のコンディションでも、まだまだ楽しめるのにちょっと驚いた。

次の訪問が楽しみだ。