気温高め、晴れ時々曇り。風強め。
芹谷屏風岩で外岩リードクライミングを楽しんできた。
前置き
前日は外岩ボルダリング。久しぶりのこのパターンでの連登。右肩、背中周りが筋肉痛。
でも、今がハイシーズンだ。珍しく週末が両日とも晴れた。
こりゃ登りに行くしかねえ!と予定を入れた。(実際は逆。リードの予定を入れてから、ボルダーの予定を入れた。)
ヤマビルがいるという話を聞いていたけれど、見かけることはなかった。
最高気温20℃、晴れということもあり、こりゃ相当暑くなるな……と思っていたけれど、珍しく風がよく通り。逆に涼しいくらいだった。
ビレイ中はウィンドブレーカーを羽織らないと寒いくらいだった。
岩のコンディションは、文句のつけようのない最高の状態だったと思う。
この日曜日から緊急事態宣言が発出されたためか、岩場に来る人は少なかった。4パーティー10人以下。
ハングルーズ 5.10a ○
さて、アップに何をやろうか。疲れているしのんびりやろう。
登っている最中のラ・バンバ 5.11aが空いたら登ろうかな、と思っていたら、いつものようにハングルーズを登りますよね?と聞かれてはいと答えてしまった。
まあとりあえず登っとけ。
前日のボルダーの影響なのか、体が固く、足置きが雑でパワーで解決しているのをひしひしと感じた。完登。
こりゃ今日はイカンな……という感想しかなかった。
誘惑のカギ穴 5.11b/c ×○
前回訪問時に敗退を喫したルート。今回の目的だった。
特に下部のムーブ構築で凄まじく時間を掛けてしまって、それが敗退要因になった。
今回はムーブが出来上がっているので行けるはず……万全なら。
安全をとって2ピン目でプリクリップして、登攀開始。
核心である下部で4テンくらいしたけど、前回構築したヒール掛けムーブを再現することができた。
パワームーブなので、前日のボルダリングが逆に良い影響を与えたのかもしれない。
上部では2テンほどして、ムーブの確認完了。
少しビレイなどして休んで、挑戦開始。
……いちいち唸り声を出す感じで、ほぼノーレスト。ゴリゴリのゴリ押しで登りきった。完登。
やったぜ。リベンジ成功。
しかし……このクッソ汚い登攀を直さないと先に進めないような気がするぞ……。
バイタルポイント 5.11c/d ×
取り付くかどうか悩んだ。1ヶ月前に大敗退をかまして、最終的にA0で抜けたからだ。
誰か他登る人はいないかなと岩場にいる人に声をかけるも、誰もおらず。
また失敗した場合はA0で抜ける羽目になる。
A0で抜けるってことは、まだ取り付くのが早いと言われるようなルートというわけで。自分の無力さも思い知らされるので、二の足を踏んだ。
しかし、逃げてるわけにもいかんよなあ……ということで挑戦開始。
下部のムーブはだいたい忘れていた。そのせいで時間がかかる。時間がかかるとヨレる。
20分以上かけて前回敗退した場所まで進んだけれど、相変わらず分からない。
というか、時間をかけすぎる→保持力、集中力がなくなる→ムーブを探る余力がなくなる、という悪い展開だ。
結局頭が回らなくなって、持つところ踏むところどこも信用できなくなって。
またA0で抜けた。
ハァ~(スーパーウルトラクソデカため息)
前回からまるで進歩していない。
もうしばらく触らねえ!と宣言した。
でも、今になって思うけれど、ちょっと戦略を変えて挑めばまだやれることがある気がする。
このルートは長くて、後半が核心だ。その後半の攻略のためには前半を完璧にする必要がある。もたもたやっていたら余力がなくなってムーブ解析すらできなくなる。
なので、欲張らずに割り切って、まずは前半の攻略だけに絞ったほうが良いのかもしれない。
前半を完璧するために途中で切って降りて、攻略図を描いて。
その後で後半を攻めていけば良いんじゃないだろうか。
……絵に描いた餅か?
とにかく、これはやりがいのあるルートだ。自分が凄まじく苦手にしている。
苦手こそ挑まねばなるまい。
また触ろう。
ラ・バンバ 5.11a ○
クールダウンで、ドローが掛かっているのを借りて登らせてもらった。
これまたゴリ押しパワー、バタバタしながら登りきってしまった。
何とかならんかな、これ。
振り返り
リベンジ成功もあれば、またも失敗もあり。
どれか新しいルートに挑みつつも、腐らずバイタルポイントに挑んでいきたいと思う。