ムイ

もはやクライミング日記

2023/07/29 朝練、ホットクラッカー@千石岩

 

まえがき

今週末こそ朝練に行くぞ!先週は沢登りを選んだけど、今週末こそは!と気合を入れてLINEでお誘いをかけた。

天気予報は晴れ、猛暑日。やめておきますという連絡が入った。

 (´・ω・`)ショボーン

 

他にも再び沢登りのお誘いなどもあったので、もしこのまま誰も乗ってこなかったらまた沢登りに参加させてもらおうかな……と思ってたら幸い参加者がいてくれた。

助かる。

 

というわけで早朝の千石岩へ。

岩場に朝6時過ぎを狙っていくことにする。なら駐車場には6時に着けばいいな。

家から駐車場までは40分弱なので、5時40分弱くらいに家を出ればいいな!とかF1を見ながら目覚ましをセットした。

……ボケてんのか?計算が違うだろ!

それに気づいたの家を出る直前で、でもまあなんとか10分遅れくらいに収めることができた。

千石岩に着いたのは6時半くらいだったと思う。

 

朝日に照らされる千石岩。

この時の気温は日陰で26℃くらいだったと思う。

許容範囲。

 

バフフェイス 5.10a

つなげると5.10bくらいのはずだが、久しぶりにやるとやっぱりこれは辛い。

正直5.10cとかあってもいいんじゃないかと思う。

特に上部での後半にある微妙にクラックなスラブや、足の悪いトラバース、最後ののっこしなど、初級者をいろいろゴリゴリ削っていくところある。

下部はまったく苦労しないのだけれど……人によっては下部が難しいともいう。

フェース、スラブ、クラックなどなど全部入りないい課題だ。

これで中間部で休めなかったら☆☆☆☆なルートになったと思う。その場合5.10d/11aくらいになってもおかしくない気もするけど。

なにはともあれ、登りきった。

 

スカイライン NP 5.10a

今日の目当て。クラックトレーニングの対象。初クラックでのリードを目論んでいる。

バフフェイスを登ったのはアップという意味合いもあったけれど、こいつにトップロープを張るのが目的でもあった。

バフフェイスの終了点とは異なるので、岩頭にトップアウトして、バフフェイスの終了点用のボルトにセルフビレイを取ってから少しクライムダウンする。

この時意外と距離があるので、セルフビレイが長めでないとスカイラインの終了点まで降りられない。

自分は120cmスリング+100cmのチェーンリアクターでちょうどだった。

 

クライムダウンは緊張する。

そこまで降りて改めてスカイラインの終了点にもう一つセルフビレイを掛けて、ビレイを解除してもらった。

(その時トップロープ用の終了点を作るためのギア一式を腰につけてるのを忘れたので、荷揚げした)

 

そしてトップロープ用の終了点を作ってロープを通して再びビレイをセットしてもらい、効きを確認、改めて岩頭にあるセルフビレイを外しに行き、そしてまた微妙にクライムダウン……。

 

ちょっと煩わしい。

微妙なリスクがあちこちに潜んでいる。

が、まあこういうのも楽しいものである。

少し時間がかかるので、暑い、人の全然来ないこの時期だからこそできることだなあ。

 

本当はすごいですね! 5.11aを登って掛けに行けばいいのだけれど、登ること自体に時間がかかりそうだったのでやめた……。

 

そしてようやくトライ開始。

 

今回はカムを入れる練習もしたかったので、ロープの末端を自分のビレイループに連結して登ることにした。

こうすることでトップロープでありながら擬似的にカムを入れる、クリップをする、足元のロープの流れを気にする……などのことができる。

図にするとこんな感じ。

ロープの長さに余裕がないとビレイができないので注意。

 

1本目

下部は意外と簡単なのだけれど、最初にC4 #3を決める位置が結構高い。

ガバとはいえ、ミスったらヤバい。下手なのでヤバい。

……下部で念のため#4とか入れたほうがいいかな……。

以外と奥まっているので60cmスリングで延長。

 

中間部はすごいですね!のボルトを使った。最終的にはこいつを使わずにオールNPでいきたいけれど、どこに挟めばいいのかわからない。

 

そして最後のハンドジャムセクションの下あたりで、結局お堂のある上のクラックに#1(あとで#0.75に変えた)を入れた。

かなり奥になるので、これも60cmスリングで延長。

……うーん。ここに入れると流れ悪いよな。といってもそこまでロープが引っかかるわけでもない。

ここは最後のレストポイントなので、安定して入れられるところで入れておきたい。

もうちょっとマシなポイントがあるような気がする。

 

このルート、真っ直ぐなクラックではなくあちこち左右するしこういう判断が難しい。

誰かにスタンダードなセットポイントを教わったほうがいいのかもしれない。

 

上部のハンドクラックで#2を入れるのだけれど、ジャミングをしながら入れる余裕がない。

ジャムは決まるのだけれど、片手になれるくらいのメンタルの余裕がない。

決まる場所を選ぶ→カムを正しくセットする→軽く引いて確認する→ウォーキング防止のためのクイックドローやアルパインドローをかける→(アルパインドローの場合はギアの状態次第では伸ばしなおすことも必要)→ロープを通す

この一連の動作の経験が足りていない。

経験が足りていないから手間取るし、時間かかかるし、ヨレるし、ビビる。

こいつは数をこなさないとダメだ。

そのために来ているのだから。

 

2本目

下部の処理が1本目よりも悪くなった。

暑く、保持感が悪くなってきたというのも若干あるだろうけれど、なんか手順を間違えた感がある。

雑にこなしてもなんとかなる~しかし雑にやると辛い、あたりの難易度があり、それが厄介。

ここをしっかりこなせなかったらグラウンドフォールもありうるのでもうちょっと確実にしたい。

 

上部はさっきよりかなりマシになった。

 

気温はじわじわと上がっていき、日差しも強くなっていく。

まだ許容範囲。まだ。

 

3本目

正午が近づき、岩の東面に影ができ始めた。

とはいえ、岩が十分に熱せられているのであまり違いはない。

 

中間部、すごいですね!のボルトの近くにあるガバに#1を入れた。

荷重をかけるとステムが曲がるのでよろしくない。うーん。どこがいいんだ?

足元の水平クラックのほうがいいのかもしれない。

しかしそこだと下部に入れた#3と大差ないんだよな……。

別にそこから難しいわけでもないし、入れずにお堂まで進んだほうがいいのかもしれない。

 

上部もなんとかこなすことができた。

#2を入れているのだけれど、入れ方が甘くちょっと開いているのが微妙。

このタイミングでようやくジャミングのポイントを思い出した。

手を差す、膨らませる、ボトミングして決める……この最後のボトミング処理が甘かった。

膨らませておしまい!みたいなのじゃ落ち着けないに決まってるだろ。

 

とりあえず、トップロープでカムを決めつつノーテンまでできるようになったが……まだまだ落ち着かない。

リードはあと2~3回くらいトップロープで練習をしてからかなあ。

 

帰る、正しく朝練

12時前あたりで日陰に置いておいた温度計が30℃を超えた。

まだ登れる体力もある感じもしたけれど、これ以上やりたいものもなかったので下山した。

登ったのは午前中のみ。正しく朝練。

 

去年は朝練と言いつつ結局15時くらいまでいたりしたので、頭がおかしかったと思われる。

でも去年よりも暑い気がするんだよなあ……。

 

2Lの水、(そのうち1.5Lは凍らせていた)は、1.5Lくらいなくなった。

しっかり水が飲めてるので、体が暑さに順応できつつあるような。

 

その後リードジムに行く仲間がいたので「行けたら行きます」的な返事をして帰宅、シャワーを浴びて。

またチャルメラの宮崎辛麺を食べて昼寝したらもう夕方になっていた。

 

リードジムに行くのは諦めた。

どうせ日曜も登りに行くしな。

 

振り返り

やはり目的、目標を決めて取り組むのは楽しい。

できればこの夏にスカイラインを登ってしまいたい。

次の朝練はいつにするか……沢登りもまた行くので、夏は夏で忙しいじゃないか。

 

おしまい。