ムイ

もはやクライミング日記

2019/11/23 足りない@フクベボルダー

朝は霧の残滓あり、快晴。11月後半とは思えないほど気温が上がった日。

フクベボルダーで外岩ボルダリングを楽しんできた。

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週半ばでは週末の天気が絶望的だったが、徐々にマシになってゆき。最終的に前日の雨を除いて概ね問題のない予報に落ち着いた。

フクベボルダーに近い美濃市の天気予報では、最高気温23℃。とても冬間近とは思えない気温。

こうなると服装と昼食に悩む。薄着で行くべきか?お湯は持っていくべきか?

悩んだ末、薄着で行くことにした。どうせこれから急激に寒くなるのだ。寒さに慣らしておくのは悪くない。

振り返ってみると、この判断は正しかったのではないかと思う。

実際、それほど寒くなかったのだ。

 

朝方に天気予報を見ると濃霧注意報が発表されていた。

山にも霧がかかっているのが見える。参ったね。

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これは虚仮威しで、一部濃密な霧が立ち込めている部分はあったものの、岩場には霧がなかった。ただ残滓の朝露で地面が湿気っているのみ。

 

フクベに来たらまずやること。

それは自分の今シーズンの大目標の1つ、枕 初段に挑戦すること。

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気温10℃、湿度80%からスタート。

最初は一人だったものの、ハイシーズンのため徐々に人が増えていった。

 

とりあえず、まだ不安定な後半部分の練習に入る。

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……決まらねえ。

以前成功したときの、壁に入れている感が薄い。そのため左手を伸ばした途端勢いで体が剥がれてしまう。

何度やってもダメで、足を開いて右手をクロスで出すムーブのほうが可能性を感じた。(結局これも決まらなかった)

 

最初高かった湿度は11時頃からぐんぐん下がり、20℃、50%に到達。

言い訳のできないコンディション。というか若干暑い。

 

気分転換に最初から触ってみるも……。

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ヨレ落ちる。

 

実のところ、来る前から完登できるイメージがなかった。

……薄々気づいていたけど、ボルダー的な中・強度のムーブを繰り返すクライミングに弱くなっている。

最近はリードや外岩ロープ講習、そして外岩ボルダリングを楽しむことばかりで、ジムのボルダーをハイペースで登り追い込むことをサボっていた。

ボルダー的な体力が絶望的に足りていない。

この課題を登り切る基礎力がない。

今日の挑戦はそれを痛感させられるだけで終わった。敗退。

 

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……紅葉が綺麗だなあ。(現実逃避)

 

腹ペコのまま移動。下流エリアにいる仲間と合流しに向かった。

特にこの後の予定が決まっていなかったので、とりあえず仲間の挑戦しているハッパマシンガン 二段を眺めに行き、面白そうだったので参戦させてもらうことにした。

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蛙岩。この岩に来たのは初めてフクベボルダーに来て以来だ。

kuramiya2.hatenablog.com

 

基礎力のなさに意気消沈具合を、腹を満たすことで回復させる。

サブマットを広げて横になり、ご飯を食べた。

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うまい。

 

ハッパマシンガン 二段の完登は確実だろうと評されていた仲間のOさんは、今日は天中殺とも言える不運っぷり(車の鍵を失くす(何とか見つかった)、買ったばかりの三脚の部品がない(何とか見つかった)、その三脚の足先が川に落ちる(回収不能)、マットがズブズブに濡れる(ブルーシートがずれていた)、指先に穴が開く(例年通り))で、その不運の象徴のように完登できずにいた。アーメン。

 

いきなり二段は厳しいので、まずは過去に少し触ったアンダースタート 1級に挑戦することにした。

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登っていると気持ちが晴れていく、スッキリした課題。何度かやって無事完登できた。

とりあえずボウズを回避できたことに一安心。

 

勢いづいてハッパマシンガン 二段を触ってみるものの……アンダー取りの強度が高い。右手をやや痛め気味なので早々にやる気を無くした。敗退。

 

マットを一枚持ってどこか遊びに行こうかなと思っていたところ、「半身浴 初段をやってみいひん?」と言われ挑戦開始。

100岩のトポには掲載されていない、右から左へ抜ける課題だ。

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これが面白い!それほど強度が高くなく、宇宙的ムーブ(ダブルトゥフック)を繰り出してコツを掴んで手を進めていく。楽しい。

 

河原は15時頃をすぎると急激に涼しさが増した。

日が谷間に当たらなくなり、暖かい空気が去ってしまうからだろうか。

 

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最後のトゥフック解除の振られにビビって手が出せない。敗退となった。

またやりたいな。

 

振り返ってみたらここ半年は楽しさ重視、成果重視のクライミングばかりしてきた気がする。

なので、真っ向勝負な課題にぶち当たると弱さがあっさり露呈してしまう。

そろそろしっかり追い込んで、限界より上の課題を狙うような取り組みをしていかないとなあ。