ムイ

もはやクライミング日記

2023/04/01-02 まるで成長していない、良くない登り@芹谷屏風岩

 

まえがき

土日共に晴れ、最高気温は20℃を越えて4月末~5月頭の頃の気温という予報で、その通りになった。

桜も満開である。

 

先週猿 5.12aがRPできて一段落ついたので、どこに行くか……まあまだ芹谷屏風岩だよなーと思いながら仲間に声をかけた。

土日で参加メンバーが割れている。まあ基本土曜でビレイ要員的に日曜も行く、と心に決めて岩場へ。

 

芹谷での次の目標に関しては明確に決めていなかった。

はいからさん 5.12aはグレード以上の難しさと聞くし、仲間からはデッドライン 5.12cをオススメされるけど長いルートな上ビビリなのでトップアウトできるかわからん。

狙う人も多いし1トライに時間もかけるのも迷惑だ。A0で抜けるのもやりたくないし、そんなルートにはなるべく取り付きたくない。もちろん残置もしたくない。

誰かやってる人がいるなら便乗して、掛かっているクイックドローを使わせてもらって……というのもいささか意識が低すぎるのでイカンだろ、と思い、まあいろいろ躊躇っている。

こういう考えや不安を抱えている段階でたぶん取り付くのはまだ早いような気がする。

 

というかRP狙いで登る感覚が何かとしんどいのでちょっと気を抜いた登りをしようと思った。

はいからさん 5.12aムササビ小僧 5.11cの右隣にあって、ムササビ小僧からクイックドローが回収可能となっている。

ならその前段階としてムササビ小僧は登れて当然、くらいじゃないとアカンよな、ということでムササビ小僧の再登をすることにした。

 

それをサクッと登って、以前ド敗退をかましコアラのマーチ 5.11cでも……と思っていたのだけれど。

目論見が甘かった。甘すぎた。


TN-Proをリソールへ

つま先がやばくなってきたTN-Proをリソールに出すことにした。

リソールする気はまったくなかったのだけれど、クライミングシューズの値上がりにビビったのと、仲間にTN-Proをリソールした人がいたのでそれを真似た。

ジムで郵送で出すとちょっと高そうなので、京都の凛靴に直接出しに行くことにした。

リソール代につま先補修も入って1万円弱。やっぱり高いなあ。

 

元々TN-ProについていたRHラバーは取り扱っておらず、RSラバーも在庫切れで入荷にしばらく時間がかかるという。

その上工期が1ヶ月半くらいかかるらしいので、出来上がるのは5月半ば~6月頭くらいか?

まあいい。

その間はジムで履いてるフラッグシップを履くから。

 

でもソールがもったいないのでこの週末は、

  • 小さすぎて辛いソリューションコンプ
  • 硬すぎるリソール済みVSR
  • 性能的にイマイチに感じるアシム

という微妙シューズ群を持っていくことにした。

そういう出し惜しみ、良くない。反省しろ。

 

2023/04/01土曜

天気が良すぎる割に、人がそれほどいなかった。3パーティー10人弱くらい?

リボルトが近づいてるので宿題を残すと面倒だ、ということなのかしらん。

この1週間は雨が降っていないはずなのに、ゴーアウェイのクラックとかが全面的に滲み出していた。他は滲み出しがない。

滲み出しの法則性がよくわからない。

 

ヒノキ花粉全盛期。それほどきつい花粉症持ちではないけど鼻炎薬がないと辛い。

 

ハングルーズ 5.10aでアップをして、ムササビ小僧 5.11cに取り付く。

前に登ったのはいつだったか。すっかり忘れている。ブログを振り返ったら3年前だった。そりゃ覚えているわけないわ。

kuramiya2.hatenablog.com

 

というかRPしたルートはすぐ忘れてしまうんだよな。

たまに過去のムーブやフットホールドを正確に覚えている人がいてビビる。

あれはどういう記憶力なんだろう。

下部を上手くこなせるかどうか……と思ったら案外3ピン目まではスルスルと進んだ

最近猿でボルダリーなパートばかりやっていたかもしれない。

その後、3ピン目~4ピン目の間に苦労した。微妙にピン間が遠いし怖い。フラッギングで左手を出すのか、それともカウンターで出すか……いやー辛いっす。

その後の上部は雑にこなして(伏線)抜けた。

 

2本目。

3ピン目周辺のムーブを忘れていた。さっきやったのになんで?

3~4ピン目も安定しない。

上部はまた雑にこなしてとりあえず上まで抜けた。

 

3本目。

上部を雑にやっていたのが仇となって、パンプしてテンション。

クソ~。

 

4本目。

再登完了。言うことない。

 

単に打ち込んでRPグレード上げてるだけで、根本的な部分は何も成長していないことを実感せざるをえない。

 

もうヨレていたけれど、クイックドローの掛かっている舞姫 5.11a/bを回収がてらやらせてもらうことに。

テンション祭り。ひどい登りとなった。

 

ついでにラ・バンバ 5.11aもやった。これも1テン。ひどすぎる。

 

そもそも次の日も来る予定だったので追い込む必要なんかなかった。

というか登りが非常に雑になっていて、追い込みとして最低だった。

 

はー……クソ。

こんなんでRPグレード上げて立ってしょうがないわ。

反省点が多すぎる。

 

夕方に「芹谷屏風岩に行くついでという感じで、リボルトの資材の荷揚げを手伝ってくれる人はいませんか?」という連絡があり、明日も来るので協力することにした。

 

ロープやギアとか重いものはロープバッグにくるんで、岩場の隅に突っ込んでデポして下山した。

 

2023/04/02日曜

朝起きたらまあ体が重い。指皮はまだ在庫あり。

足先がちょっと痛い。足に合わないソリューションコンプを長いこと履いてたせいだ。

 

駐車場につくと岩場に来ている人、リボルト関係者で激混みだった。

今日は荷揚げ、下見と打ち合わせがメインらしい。

車を入れる場所がないので1つ離れた奥の駐車スペースに止めた。

 

チェーンやらケミカルアンカーやら金物をリュックに詰めて、脚立を持ってアプローチ開始。

なかなかしんどかったが、なんとかなる感じ。

 

岩場は駐車場同様に激混みだった。

すでに広場は埋まっていた上に、さらにリボルト関係者まで立ち並びもはや芋を洗うよう状態に。

荷物を広げる場所がない。落ち着かない。

仲間と話した結果、小屏風に行くことにした。

 

幸い小屏風は空いていた。

乾燥しているおかげか、ヒルや虫もいない。

ただまだ季節が早いせいか、木が葉っぱを茂らせておらず日が当たって暑かった。

とりあえずボーイズマインド 5.11aに取り付く。

これをサクッと登って、余裕があれば触ったことのないツイストウォール 5.11aでも……と思っていたけれど、案の定そういうわけにはいかなかった。

 

足先が辛いのでまだ足にフィットする硬いVSRを履くことに。

……まあまあ使える感じじゃん?

 

久しぶりに登ったボーイズマインドは昨日の疲れもあって案の定テンション。

2本目で登れるだろと思ったら熱いしヌメるしパンプするしでまたテンション。

全然ダメじゃん!

全然ダメじゃん!

 

大休止を挟んでもう一回、この頃には壁に日が当たらなくなってコンディションが良くなっていた。

それでなんとか登りきった。

 

ついでにブラボー 5.10bも登った。

案の定1ピン目のホールディングが悪くてよくわからん……。2回くらいテンションした。

はー……クソ。


あとがき

まるで成長のない、得るもののない、よろしくない登りをした。

 

成長がないのはともかく、得るものがないのはよろしくない。

日差しがきつく熱いとは言えまだ涼しい部類、乾いていて良いコンディションでパートナーも揃ってる、という恵まれた状態なのに無駄に時間を使ってしまった。

時間を無駄にするな。好条件の日はいいクライミングをしろ。

そううまくいかないことはわかってるけどさあ。

 

あと再登をナメてる感じがあるな……。

1本目で確認はともかく、2本目でちゃんと仕留めろという感じ。

 

とりあえずムーブを雑にしてこなしてるところは要注意。

というか、昔よりもガムシャラでも突っ込んでこなす力が落ちている気がする。

RPのためにムーブ効率というかムーブ精度を高めていって「このホールド、ムーブでこなす」という感覚が強くなりすぎて、それ以外に迷い込んだ際の対応能力が落ちている。

オンサイト力の低下。

こんな体たらくじゃ次に進む自信が湧いてこない。

 

次。

次はどうすっかなー。

新しい岩場に行くという話も出てるし、そういう気持ちではあるのだけれど。

不安である。

 

なんというかルートや課題の取り組み方に対して基本から見直さないといけない気がするのだけれど、どこから手を付けていいのかわからん。

これは……伸びしろ!とかポジティブクライミングマンみたいなこと言う気すらならん。

 

80mロープを買った

とか書いてたら荷物が届いた。

注文していた80mロープ。楽天で26000円ほど。

海外通販サイトでやすいのを探しても良かったのだけれど、使いたいのが直近だったので、確実に早めに届く国内通販サイトを使うことに。

まあ安いほうなんじゃないのか?

70mならもっと安いのがあるのだが……。迷った末80mロープを選んだ。使わなくなったら切っても2本のロープになるしね。

https://www.yodobashi.com/product/100000001006905693/

 

しかしこいつを使うレベルの高い岩場に行く自信がどんどんなくなっていくなあ。


帰り

セブンがからあげクンのようなチキン「サクなげ」という物を売っていたので買って食べた。

味はまずまず。正直からあげクンのほうが美味い。

セブンはもっとホットスナックに力を入れろ。

 

疲れて晩飯を作るのが面倒なのですき家でねぎたま牛丼中盛をテイクアウトした。

食事の意識まで低い。

 

家で食べながら昼間の放送で見れていなかったF1オーストラリアGPの決勝を見た。

……なんだこの荒れたレースは……。まあ、面白かったけど。

角田君はポイントとれて良かったね。

アルファタウリは車をなんとかしてあげて。

 

ラーメン話、好きのハードル

最近美味い!というラーメンの感動が乏しい。

 

天下一品にふらりと入ったらこってりが900円超えで辛い。

しかも家近くの駅前は明らかに作りが雑で苛立たしい。

 

草津駅前の、少し前にカレーラーメン専門店が入っていた後に入った店に入ってみたら値段が1000円超えなのにスープが甘すぎる、メンマや味玉が冷えてたりで散々だった。チャーシューは美味かったが。

素材はいいし手が込んでいる気配があるのに、not for meという感じ。

 

not for meって便利な言葉だよな。

実際のところは「好きじゃないです」って意味くらいなのに、横文字するだけで雰囲気変わるぜ。

今後いろいろ活用していきたい。

 

……などという話をしたり(not for meとかの話は言ってない)、ブログにラーメン食って帰ったとか書いてたらラーメン好きという扱いをされて少し不思議な気持ちになった。

ラーメンなんて週1回か月3回食べるくらいで、そこまで頻繁に食べてるわけでもない。
ラーメンマニアというわけでもないし、それほど強いこだわりもないしなあ。

好きって言えるほど食ってないよ。

 

ということを考えてて、自分の中で「好き」を主張するハードルが上がってるなということに気づいた。

ネットやSNS上では「好きを突き詰めたハイレベルなトップ層」と「情熱的な好き」が可視化されまくってて、そのアピールも強いので、それ以下だと素直に好きと言いにくい圧を感じる。

 

ふーん、好きなのにそのレベルなんだ。

それって本当に好きなの?真面目にやってないんじゃないの?好きなのに真面目に取り組んでないんだふーん、その程度の好きのレベルなんだ?とか言われたら何も言えないからね。

ぐぬぬ

 

ライミング好き?

いえいえ、単に嗜んでるだけでございます、とてもとても好きと言えるほどではございませぬ。

……卑屈過ぎるか。

 

おしまい。