ムイ

もはやクライミング日記

2024/02/12 初めての日和佐の岩場 3日目

 

2日目

kuramiya2.hatenablog.com

 

起床、岩場へ

午前中のほうがコンディションが良いということがわかったので、行く時間を30分早めた。6時半に朝食。

なんなら1時間くらい早めてもよかったのかもしれない。

朝起きると指皮がヒリヒリしているのを感じた。

背筋も微妙に疲れてる。まあそうなるよなあ。

前日にひわさ丸 5.12bを2回やらず、今日に1回を回したほうがよかったのかもしれないけれど、多分大差はなかっただろう。

 

大して酒を飲んだわけでもなかったのに、なぜか二日酔いじみた頭痛が出た。

疲れの影響か。それとも肝機能が落ちているのか。やれやれ。

もうちょっとしたら健康診断があるし、そこでの結果が不安だぜ。

 

だいたい慣れてきて、その上疲れが溜まってきた頃が頃が一番危険、と自分に言い聞かせながらアプローチ。

幸いトラブルなくたどり着けた。

アプローチは確保もしていないし、躓けば死ぬこともある。一メートルは一命取る。

ヘルメットは忘れずに被っておきたい。

 

この日は自分たちと前日にいた2名のパーティー、計5人しかいなかった。

ガラガラである。連休最終日とはいえ、こんなに空いているのが当たり前なのかしらん?

 

幸せな海亀 5.8

ひだまりエリアで登ったルートも増えて、アップで使う初見のルートの選択肢が狭まってきた。

めぼしいのは幸せな海亀 5.8のぼれタイヤキくん 5.10cフィッシュダンス 5.10a

のぼれタイヤキくんは神経を使いそうだし、フィッシュダンスは岩の右端で取り付きが微妙という話だったので、幸せな海亀を選ぶことにした。

 

幸せな海亀とのぼれタイヤキくんの下地は水たまりになっている。

よく見ると大量のボウフラがいた。潮溜まりではなく、雨水の溜まった水たまりらしい。

これが面倒。うっかりするとロープが浸かりそうで嫌だ。

 

幸せな海亀は全体的に真っ黒で、遠目で見るとホールドがなく難しめに感じるのだけれど、傾斜が寝ており簡単だった。

たぶん出だしが一番緊張する。

完登。

 

ロープは逆側から距離を取って勢いよく抜いたらギリギリ浸かるのを避けられる。

普通に抜いたら先端は濡れる。

 

のぼれタイヤキくん 5.10c

少し物足りなかったので、ついでにもう一本登ってみることにした。

下部が悪そう。というかトポに悪いと書いてある。

でも意外と使えるカチがあってそれをしっかり握れば問題なく抜けることができた。

自分としては上部の5ピン目周りのほうが難しかった。下に引くことのできないサイドホールドばかりで体を上げるのが難しい。

なんとか乗り切った。それ以降は簡単。

完登。

 

ルートの右側にロープをおいて、逆側からそっちに引くと濡れないはず。

 

ひわさ丸 5.12d(?)

前日に引き続き、狙いはこれ。

しかし指皮への攻撃性などなどが強いし体全体がヨレているしで完登できるイメージが全然ない。

まだトップアウトもできていないので、まずは難しいという上部のムーブを作るところから始めなければ……。

 

1本目

後半突入前までは特に問題なく進むことができる。手は痛いし無駄に力が入ったり、傾斜が強くてヨレたりはするけど。

 

7ピン目あたりまで休んでから進んでムーブ探り開始。

ニーバーが効くというのを前日同様に確かめるけどどうにもしっくりこない。そこの感覚を探る前にまずはトップアウトすることを優先した。

右ガバを起点に、クロスじみたムーブで右手でサイドガバを握るのが遠い。

足のポジションをいろいろ探っていたけれど結局奥まった1つしか見つけられなかった。できれば足を上げたいのに。

何かうまくやる方法がある気がするんだけど。

 

その後の、8ピン目、終了点1つ前のクリップが難しい。これは右足を張って、クロス体勢でクリップすることで対処可能になった。

話によると終了点のクリップが難しいというところだったけれど、左側に使えるホールドを発見。そこまで悪くはない。

ガストンなどを決める場所に右ヒールをねじ込むように押し込んだら体が安定して終了点にクリップできることが判明。

 

ムーブ構築完了。ただ、改善点がまだまだありそうな感じ。

でもとりあえず「ワンチャンあるか……?」というところまでなんとか持ってこれた。

 

2本目

大レストを挟んで、チャンスに賭ける。体力的に次はない。

 

……後半突入あたりで果てた。ダメだこりゃ。

 

フレッシュな状態であと2回くらいできたら、細かい修正を加えて登れそうな感じがあるんだけれど、もう厳しい。

うーん、これを登るんだったら初日から取り掛からないといけなかったな。

 

遠征に行ったときには挑むルートのチョイスと挑戦するペースを整えるのが難しい。

①RPできそうなルート

②より挑戦的なルート

①に取り組んで②に取り掛かると時間や体力が足りなくなるのは当然なんだよな……。

かといって②から取り組むと①すら登れなくなる可能性もある。二兎追う者は一兎も得ずのオチに。

 

ムーブはできたしルート全体の様子もわかった。

次来る機会があったら登りたい。

 

ラビリンス 5.10d

最後のデザートとして残しておいたルート。

ヨレた状態で行けるか?と不安になりながらマスターで取り付いた。

 

これまた出だしが飛び移り系で怖い。

4ピン目あたりで、カンテの右側から少し左側に移るのが核心だろうか。左側で保持れる場所が見た感じよくわからないのだ。

恐る恐る探って、右ヒールを使ったりして距離を出して解決。

終了点は右のスラブ面にあるけど、最後の回収などが面倒そうで左にある甌穴群 5.11dの残置カラビナの着いたチェーンの終了点まで行った。

完登。

 

もう満足だぁ……。

 

帰る、徳島ラーメン

16時半に岩場から出て、車に付いたときにちょうど17時のチャイムが流れていた。

この2日間魚づくしだったので、肉と脂が食べたい。

ということで帰りに徳島ラーメンを食べて帰った。

美味い。

過去に何度かこの店舗以外で食べているはずなのだけれど、こういう系統の味だったっけ。記憶が曖昧。

そして無事に22時頃に帰宅した。

 

振り返り

成果云々はともかく、怪我なく登れてよかった。

変にハマる、調子を崩すといったことなく、毎日楽しく登れた気がする。

 

次に遠征に行くなら、備中に行きたいな。

 

おしまい